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IPO2023年10月3日

新規上場紹介 ドリーム・アーツ 10月27日 グロース 大企業の業務デジタル化クラウド

ドリーム・アーツ(4811)が10月27日、グロースに新規上場する。

大企業向けクラウド製品の企画・開発・販売を展開。主力のクラウド事業では、プログラミング不要のノーコード開発ツール「SmartDB」、多店舗ビジネスを支援する情報共有ツール「Shopらん」、大企業の働き方を変える意識改革クラウド「InsuiteX」などを提供している。

「SmartDB」はノーコード開発ツールでありながら、受託開発にも引けを取らない高度な機能を備えており、簡易な業務のデジタル化から基幹系フロントなどミッションクリティカルシステムの周辺領域に至るまで、幅広い用途での活用が可能。同社の主力製品であり、成長ドライバーでもある。

ライセンス体系は、利用ユーザー数に応じた「ユーザーライセンス」、データベースに応じた「バインダーライセンス」、追加機能を利用するための「オプションライセンス」で構成される。これらのライセンスを組み合わせることで、全社一括導入だけでなく、部門単位などの小規模グループから利用開始する選択肢を提供。段階的にユーザーや適用業務を増やし、導入後も継続してサポートや活用事例などの情報提供を行うことで、他部門への横展開をはじめ、海外拠点や関連会社に至るグループ全体での利用拡大を図る。

また、オンプレミス事業では、自社開発したアプリケーションソフトウエアをオンプレミス環境で利用するパッケージソフトウエアとしてライセンス提供。プロフェッショナルサービス事業はSaaSの導入コンサルティングや活用促進サービス、DCR(特定顧客向け開発運用一体型サービス)開発および改修サービスなどの役務提供を行っており、投入した工数に応じて収益を得ている。

今2023年12月期は15.8%増収、営業利益は前期比倍増を計画。「SmartDB」の利活用が進み、アップセルが好調に推移する見込み。(SS)

概要

●事業内容=大企業に特化した業務デジタルコンテンツ化SaaSプロダクト(ノーコード開発ツール「SmartDB」など)およびコンサルティング・サービスの提供
●代表者=山本孝昭代表取締役社長
●設立=1996年12月
●上場前資本金=3億円
●発行済み株式数=405万4,600株(上場時)
●筆頭株主=山本孝昭(上場前22.45%)
●公募株式数=22万株
●売出株式数=57万2,100株(ほかにオーバーアロットメントで11万8,800株)
●仮条件=10月10日に決定
●ブックビル期間=10月12日から18日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、東海東京、SBI、SMBC日興

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.12 2,938 ▼24
2022.12 3,670 181 34.81
2023.12(予) 4,250 406 77.48
※単位100万円、1株利益は円

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