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IPO2019年5月28日

新規上場紹介 ピアズ 6月20日 マザーズ 携帯端末の販売現場を支援

ピアズ(7066)が6月20日、マザーズに新規上場する。

電気通信事業者(通信キャリア)、販売代理店(キャリアショップや家電量販店など)及び端末メーカーなどを中心にコンサルティングや販売支援を行っている。

「通信業界の販売現場で困っているスタッフを助けたい」という想いから事業を開始した。情報通信技術の進展によって新たなサービスニーズが生まれ、通信業界はさらなる市場規模拡大や成長が期待される。一方で、海外端末メーカーの台頭で国内の端末メーカーのシェア低下が加速し、市場競争のさらなる激化が見込まれる。こうした環境下で、実際にエンドユーザー(消費者)への販売やサービスを提供している販売現場のスタッフに求められる知識や応対スキルは年々高まっている。次々と市場に投入される多くの複雑な商材やサービスをタイムリーに習得し、エンドユーザーに体系的・網羅的に提案できる販売スタッフを育成するニーズが高まると同時に、優秀な販売スタッフの育成が販売現場の喫緊の課題になっている。同社ではこうした販売現場における課題に対して、店舗責任者や販売スタッフへの直接的なトレーニングを行うなどの店舗運営についてのコンサルティングや販売支援を行っている。

販売を委託する通信キャリアに代わり、業界知見や店頭応対経験を有する同社コンサルタントが各店舗において抱える運営課題や販売課題に対するオリジナルの研修プログラムを提案。アドバイザーとしての教育サポートを行う。このコンサルティングサービスの売上高が全体の61%(2019年9月期予想)を占める。今期の第2四半期においては、総務省からの通信業界への顧客応対の時間短縮などの要請を受け、キャリアショップの店頭におけるオペレーションなどの改善ニーズの必要性が増加。通信事業者からの受注が増加した。

人財ソリューションサービスは、企業との業務委託契約に基づき、販売代理店が運営するキャリアショップや家電量販店におけるセールスプロモーション(携帯端末の販売台数増加、サービス契約数の増加などの販売促進活動)への人材補強ニーズに対応。主として協力会社を活用して販売現場での販売促進やプロモーションイベント開催における業務を請け負っている。売上高構成は約27%。

ITソリューションサービスは、通信キャリアの提供する商材やサービスの多様化に対応し、同社のコンサルタントが有するセールススキルやノウハウを動画コンテンツやアプリケーションとして提供。全国から要請のある研修ニーズ及び課題解決の相談にリアルタイムに対応している。

概要

●事業内容=キャリアショップを中心とした販売チャネルに対する研修コンサルティング、セールスプロモーションなど
●本社=東京都港区西新橋2-9-1PMO西新橋ビル5階
●代表者=桑野隆司代表取締役社長
●設立=2002年6月
●上場前資本金=8,000万円
●発行済み株式数=217万5,000株(上場時)
●筆頭株主=3-SHINE(上場前54.71%)
●公募株式数=20万7,000株
●売出株式数=17万9,500株(このほかオーバーアロットメントで5万7,900株)
●仮条件=6月4日に決定
●ブックビル期間=6月5日から11日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、大和、みずほ、東海東京、SBI、岩井コスモ、楽天、極東

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2017.9 1,873 303 109.89
2018.9 1,994 413 140.59
2019.9(予) 2,684 503 161.27
※単位100万円、1株利益は円

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