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IPO2023年8月25日

新規上場紹介 ファーストアカウンティング 9月22日 グロース 経理特化型AIで業務改革を実現

ファーストアカウンティング(5588)が9月22日、グロースに新規上場する。

会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)を展開。請求書の記載内容をAIが読み取り、入力の高速化を実現する「Robota」シリーズと、リモートワークでも経理業務を遂行できる「Remota」を中心に、SaaS型のクラウドサービスとして提供している。

Robotaシリーズは請求書の記載内容をAI―OCR(光学的文字認識)で読み取り、証憑画像の振り分けや切り取り、請求書情報の確認、勘定科目の入力補助などを行う機能を有する。定型フォーマットの書類だけでなく、非定型フォーマットや手書きの書類に対しても高い読取精度を誇り、読み取ったデータはERPやワークフローへのAPI連携、CSVファイル(エクセルなど)での連携も可能となる。

RemotaはRobotaシリーズを組み合わせることで一体として機能するプラットフォーム。メールで送られた請求書PDFの受け取りからOCR処理・自動仕訳、確認・修正作業、会計システムへの連携の各フローを自動で処理する。

また、デジタルインボイス(電子文書)の送受信に必要なPeppolアクセスポイントのサービスも提供しており、昨年8月にデジタル庁からサービスプロバイダーとして認定を受けた。Peppolとは受発注や請求に係る電子文書をインターネット上でやり取りするための国際規格で、現在、デジタル庁が日本標準仕様の検討・策定を進めている。10月から始まるインボイス制度(適格請求書保存方式)において必須となるものではないが、適格請求書には法定の記載事項が必要であり、デジタルインボイスは受け手がそのチェックをする手間を軽減するとして注目されている。

中長期では、生成AIによる業務自動化サービスや経理業務に必要な意思決定の支援サービスの開発を計画しており、足元で生成AIの基礎研究に取り組んでいる。このほか、請求書送付サービスの開発や海外展開も準備中。(SS)

概要

●事業内容=会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)
●代表者=森啓太郎代表取締役社長
●設立=2016年6月
●上場前資本金=6,000万円
●発行済み株式数=520万9,600株(上場時)
●筆頭株主=森啓太郎(上場前27.21%)
●公募株式数=47万3,600株
●売出株式数=10万3,000株(ほかにオーバーアロットメントで8万6,400株)
●仮条件=9月5日に決定
●ブックビル期間=9月6日から12日まで
●引受証券=大和(主幹事)、SBI、岡三、丸三、岩井コスモ、東洋、あかつき、楽天、マネックス、松井、極東

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.12 460 ▼360
2022.12 785 ▼77
2023.12(予) 1,217 93 22.52
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字

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