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IPO2020年11月19日

新規上場紹介 プレイド 12月17日 マザース 顧客体験高めるサービスを提供

プレイド(4165)が12月17日、マザーズに新規上場する。

自社で開発した顧客体験(CX)プラットフォーム「KARTE」を、ウェブサイトやスマートフォンアプリ企業にSaaS(クラウドでソフトウエアを提供)で販売している。

「KARTE」はサイトを訪れた顧客ごとの行動データをリアルタイムで解析。蓄積したデータを合わせて、顧客一人ひとりに沿ったサービスや情報提供といった施策が可能となる。顧客分析と施策、配信を一元化してできるため、せっかくの顧客データが分断されることもない。

また、従来、顧客分析、企画、デザイナーなど複数で行っていたマーケティング施策を担当者1人でできるようになる。

料金は月額課金のサブスクリプションモデル。電子商取引(EC)サイトだけでなく、金融、不動産、求人など幅広い業界で活用されている。導入企業は474社、導入サイト数は710件と順調に増えている。

同社は製品やサービスの差別化でなくCXを高めることで競争優位性を狙う企業が増えていると分析。導入可能性のある企業は1万9,100件あり、拡大余地はあるとみている。

グーグルと戦略的パートナーシップを結んでおり、今後、さらなる機能強化を図る。また、効果的な広告宣伝による認知度向上や営業戦略を通じた顧客基盤の拡大に注力していく。

2021年9月期の業績は、売上高52億1,100万円(前期比30%増)、経常損益2億3,500万円の赤字(前期は12億500万円の赤字)の予想。

概要

●事業内容=クラウド型CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の提供
●本社=東京都中央区銀座6-10-1
●代表者=倉橋健太代表取締役CEO
●設立=2011年10月
●上場前資本金=9億6,132万1,000円
●発行済み株式数=3,693万900株(上場時)
●筆頭株主=倉橋健太(上場前29.65%)
●公募株式数=152万2,000株
●売出株式数=1,281万7,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が71万6,000株)
●仮条件=11月30日に決定
●ブックビル期間=12月1日から4日まで
●引受証券=みずほ、BofA(共同主幹事)、野村。SBI、マネックス、楽天、クレディ・スイス、岩井コスモ、岡三、大和、東海東京、極東、丸三

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.9 2,937 ▼678 ▼25.05 0
2020.9 4,007 ▼1,205 ▼34.24 0
2021.9(予) 5,211 ▼235 ▼6.51 0
※単位100万円、1株利益は円
▼は赤字

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