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コラム2021年9月13日

相場の福の神 真の成長企業はコレだ! (第56回) BlueMeme (4069・東マ)

名だたる大企業を続々顧客化

まいど!「相場の福の神」こと藤本誠之です。年間300社を超える上場企業のトップにインタビューを行っていますが、本連載では、その中から厳選した「真の成長企業」をご紹介していきます。

日本企業の国際的な競争力を向上

東京都千代田区の神保町駅近くに本社がある、「私たちは、最新技術を活用した次世代型の情報システム開発を実現し、日本企業の国際的な競争力を向上させます。」が経営理念の企業です。

日本企業のIT投資の大問題

日本の企業の国際的な競争力を向上させるには、ITをもっと活用して生産性を向上させる必要がありますが、日本の大企業の場合、どのようなシステム開発をしたらよいか自体を、アクセンチュアなどの大手コンサルティング企業にバカ高いコンサルティングフィーを払って、自社のシステム開発についての方向性や、戦略などをアドバイスしてもらい、そのまま採用します。それを、NTTデータや野村総研、SCSKなどの大手システムインテグレータに丸投げ、見積もりを取ってから、実際のシステムを作成します。

大手システムインテグレータも、自社ではプロジェクトの管理・進行を行うだけで、ほとんどの作業は、下請けに丸投げ、そこからもどんどん下請けに受託する構造となっています。

日本では、外部のシステム会社にIT人材の8割程度がいて、事業会社のIT部門には2割しかいなくて、基本システム会社に丸投げ体質になっているからです。

欧米では、IT人材の8割程度が事業会社に居て、外部には2割しかいません。基本、GAFAや欧米の競争力の高い企業は、システムをほとんど自社で内製化しているのです。

内製化しているからこそ、実際のビジネスの即したシステム開発を行うことができ、ずっとバージョンアップし続けるので、生産性も高く、コストも低いIT投資が可能になるのです。

ローコードとアジャイル開発

その大企業の丸投げ体質を改めさせ、内製化させる支援を行っているのが、BlueMemeです。その支援には、ローコードとアジャイル開発の二つの武器があります。

ローコードとは、プログラミングを自動化する技術で、現在はOutSystemsを活用しています。プロセス、インターフェース、ロジック、データの4つのシステムの設計情報をエンジニアがモデリング(設計)することで、ソフトウエア全体を一気に自動生成することができます。

また、アジャイル開発は、少人数のチームで機能単位の小さなサイクルで、計画から設計・開発・テストまでの工程を繰り返すことにより開発を進める手法です。

大企業に、BlueMemeの社員を派遣、顧客企業の社員と少人数のチームで、自動プログラミングを活用して、開発していきます。

こうすれば、大企業がシステムを内製化することができるのです。

130社・130兆円

日本の超巨大企業から、このシステム内製化に取り組んでいるので、BlueMemeは、既に約130社の顧客がいます。日本を代表する超巨大企業が含まれるのですが、顧客は開示できません。顧客130社の時価総額を合計すると約130兆円にもなります。時価総額ベースでは、約2割弱の顧客がいることになります。

今後は、さらに顧客の増加が見込め、爆発的な成長の可能性があります。

(福の神ポイント) BlueMemeは、日本企業の国際的な競争力を向上させるために、大企業に自社でのシステム開発を支援しています。

世界中で最も優秀な自動プロムラミングと少人数での機動的な開発を武器に日本の名だたる大企業を顧客化してきました。

今後も、大企業向けに大きな成長が期待できそうです。

今年6月に公開価格2820円に対して、2,850円で初値を付け、3,730円の高値を付けた後は反落し、8月23日には安値1,793円を付けています。

公開価格を大きく割り込んだ今こそ、押し目買いでの中・長期投資がおススメです。

藤本誠之(ふじもとのぶゆき)=ラジオNIKKEIなど各種メディアでおなじみの証券アナリスト。財産ネット企業調査部長。阪神タイガースファン。オールアバウト株式ガイド。

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