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コラム2019年7月12日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.282 ANAのハワイ戦略始動

日本初のカウチ導入

先日、諸事情から2泊4日の弾丸ハワイ旅行を敢行しました。覚悟はしていたものの帰国時にはかなりヘロヘロに。たまたま帰りの飛行機が5月24日に就航した全日空(ANAホールディングス、9202)のエアバスA380「FLYING HONU」だったので、少し贅沢(ぜいたく)をして国内航空会社初登場のカウチシート「ANA COUCHii」を利用してみました。

エコノミークラス運賃に追加料金を支払うと、隣接する座席の足元にあるレッグレストを引き上げて、3席もしくは4席分をベッドのように利用することができる新シートの「ANA COUCHii」。165センチメートルの私は今回1人で3席分占有したのですが、これが想像以上に快適。完全フルフラット状態で寝返りをうってもかなりの余裕があり、ファーストクラスで使われているマットレスとビジネスクラスの枕のおかげで寝心地も抜群。まるで空をベッドで飛んでいるかのような心地よさに、着陸時にはすっかり疲れも癒されていました。

ビジネスクラスと比較した際、ローシーズンであれば断然お得に予約できますし、私が搭乗した横のカウチシートでは、お母さんとお子さん2人が4席を利用して寝ている姿を見て、なるほどホノルル便に多いお子さん連れにはかなり使い勝手の良いシートなのだなと実感しました。ハワイへは日本時間の夜に出国し、現地の朝到着するので、次回は出国時にもA380をチョイスし、しっかり寝てハワイ入りをしようと決意。これまでJAL(日本航空、9201)派だった私ですが、今後ハワイはANA派となりそうです。

今回の「FLYING HONU」導入により、首都圏からハワイへの提供座席数が初のトップとなったANAホールディングス。就航以来ほぼ全便の搭乗率が95%を超える「FLYING HONU」は今後もこの搭乗率を維持し、搭乗者数トップをも勝ち取ることが出来るのか、新たな座席の選択肢「ANA COUCHii」の稼働率とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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