最近100円均一「ダイソー」の、のぼり旗をはためかせているコンビニエンスストア「セブン―イレブン(セブン&アイ・ホールディングス、3382・P)」をよく見かけるようになりました。

昨年から神奈川県を始めとした約200店舗のセブン―イレブンでダイソー商品の試験販売を開始。「セブンでダイソーが買える」とSNS(交流サイト)でも話題となり、実験店舗での雑貨売り上げは平均約1割弱増加。商品の販売好調を受け、セブン―イレブンでは今年1月から4月までにダイソー商品の取扱店舗を全店の約半数に当たる1万500店舗へと広げ、5月には2万店舗へ拡大予定、早期に全店で販売していく考えを明らかにしています。

コロナ禍における1店舗で買い物を済ませたいニーズや、メラミンスポンジや手袋、除菌シートと言ったこれまでドラッグストアで購入していたような商品が近所のコンビニで24時間いつでも100円で買えるとあり、私だけでなく、周りの主婦層もセブン―イレブンを選んでの来店回数が増えたと話していました。

ファミリーマートでは自社開発した「Convenience Wear」の衣料品を販売、ローソンでは「無印良品アイテム」の本格導入を開始し、2023年中をめどに全国規模に拡大を図るなど、各コンビニメーカーが顧客を囲い込むべく新しい価値を搭載、差別化をはかる中で、どのメーカーの戦略に軍配があがるのか、今後の新たなコラボレーションとともに注目しています。