先月コナミ(コナミグループ、9766・P)より、3月時点で累計販売本数350万本を超えるヒット作となった最新作『桃太郎電鉄 ～昭和 平成 令和も定番!～』に学習機能を追加したブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ～日本っておもしろい!～』を、2023年より無償で学校教育機関へ提供するという夢のような発表がありました。

「桃太郎電鉄」はプレーヤーが鉄道会社の社長となり、日本全国を巡って物件を買い集めて資産額日本一を目指すというゲーム。1988年の第1作発売以来、30年以上にわたり幅広い世代に楽しまれているボードゲームシリーズです。

かくいう私も学生時代に夢中でプレーし、桃鉄を楽しんでいるうちに、いつの間にか全国の地理、風土、歴史、産業、特産品に詳しくなっていることに気付き、社会科の授業が桃鉄で出来たらもっと成績が伸びるよね、と友人達と盛り上がっていたことを思い出しました。

今回の桃鉄教育版は、授業に合わせて対象地域やプレー時間の設定が可能であり、駅周辺の地理情報やランドマークの情報が表示されたり、第1作以来およそ35年ぶりとなる、相手のプレーを妨害する「貧乏神」が非搭載になっていたりと、教育現場での活用を想定したゲームバランスとなっているそう。

無償でブラウザ版という点でも導入しやすい今回の桃鉄教育版。サービス開始後、どれくらいの学校教育機関が導入するのか、また教育版をきっかけとした桃鉄新規ユーザーは増加するのか、今後の市販版、外国版などの商品展開とともに注目しています。