先月16日、年間購入者数1000万人を超えるファッションEC(電子商取引)「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(3092・P)初となるリアル店舗、自分の「似合う」を見つける体験施設「niaulab by ZOZO」が表参道にオープンしました。

約1300万件のコーディネートデータをもとに構築されたZOZO独自のAI「niaulab AI by ZOZO」が、来場者の事前アンケートをもとに3パターンをスタイリング。これらを参考に、完全貸切の店内で人気スタイリストに実際にスタイリングしてもらえるという超パーソナルスタイリングサービス。店内にはトップス、ボトムス、スニーカーなど、ZOZOTOWNで販売されているアイテムが常時700点以上並び、ブランドを跨いでの試着が可能。その後気に入ったスタイリングを着用し、プロによるヘアメイク、写真撮影という、スペシャルな体験が無料で提供されるとあり、2月分100人の枠に対して、応募開始3日で2万件を突破するなど、Z世代の女性を中心に高い関心を集めています。

パーソナルカラーや骨格診断などの普及により、自分に似合うものを見つけやすい時代となったものの、AIとプロスタイリストの知見による、自分の為だけのスタイリング提案は40歳代の私も興味津々。次回3月分の応募受付開始予定日2月1日に照準を合わせました。

似合うラボで収集した情報を、既存サービスの利便性向上につなげるだけでなく、そこから「似合う」のセオリーを見つけバーチャルでのファッション提案や、海外事業展開にもつなげていきたいとするZOZO。似合うラボは新たに掲げた経営戦略「ワクワクできる『似合う』を届ける」を実現する足掛かりとなるのか、注目しています。