今月は食品5,463品目が値上げされ、4月には1万品目を突破する見込み(帝国データバンク調べ)との報道を目にし、最近スーパーのレジで、思ったより高いと感じることが続いたのは勘違いではなかったのかと、値上げラッシュを実感。そんな折に友人が、紙おむつなどの日用品を大量に購入する際には、わざわざ隣接する港区のマツモトキヨシで購入していると教えてくれました。

聞けば、マツキヨで実施されている店内商品10%OFFになる期間と、PayPay+自治体キャンペーンとして、対象市区内、指定店舗でのPayPay支払いで20～30%のPayPayポイントが還元される期間が重なっているタイミングがあり、そこを狙ってお得に購入しているとのこと。

以前、私もこのPayPay+自治体キャンペーンをコラムでも書いたのですが、マツキヨが対象店舗とは知らず、早速港区の赤坂見附店で欲しかった風呂掃除用洗剤を購入してみました。店内には確かにPayPayポイント最大20%還元のポスターが貼ってあり、252円の商品をPayPayポイント還元含め実質181円で購入することができました。購入者はほぼPayPayで支払っており、キャンペーンの浸透率の高さと、お得への感度に驚きつつ、今後の日用品大量購入時は私もPayPayの自治体キャンペーンとマツキヨのチェックを心に決めました。

2022年3月期連結業績は大幅増収・増益を達成し、23年3月期の連結業績予想も上方修正するなど、統合効果を発揮しているマツキヨココカラ&カンパニー(3088・P)。水際対策緩和によるインバウンド需要の拡大などの追い風が吹く中、今回のような消費者との新たな接点をどのように活かし、継続的な売り上げにつなげていくのか、注目しています。