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インタビュー2026年6月25日

【速報版】トップインタビュー NEW ART HOLDINGS 白石幸生氏 アートとダイヤモンドの複合店で米国に本格進出へ

動き出す100億円の軽井沢リゾート事業

旗艦事業のブライダルジュエリー事業をはじめ食品、ヘルス&ビューティー、アート・オークション、リゾート開発など様々な分野で多角的を進めているNEW ART HOLDINGS(7638・S)。アジアを中心に海外展開を進めてきたが、いよいよ世界最大のダイヤモンド消費市場である米国に進出する。今後の展開を白石幸生会長に聞いた。

――ブライダルジュエリー部門が好調な理由は。

当社は「ホワイトストーン」というギャラリー経営とブライダルジュエリーの「ニューアート」が車の両輪。ギャラリー経営は、日本の美術を世界に広めていきたいという想いから約60年前にスタートし、アジアのトップギャラリーとして評価されてきた。米国、欧州の主要都市や南アフリカにアートフェアという形で日本の美術品を紹介し、特にここ20年間は、香港、韓国、北京、台湾、シンガポールなどにギャラリーを出店してきた。

そういう中で宝石もアートとして販売するという考え方で「ダイヤモンドシライシ」と「エクセルコ」の2つのブランドを育ててきた。30年たってブライダルジェリーとしてそれぞれトップブランドの評価を確立、足元のブライダルジュエリー部門の業績は売上高、営業利益とも過去最高を更新した。

販売が好調な理由は、広告、宣伝、マーケティングを駆使して購買意欲の高いお客様にアポイント前提のマンツーマン接客を徹底していることだ。来店顧客の6~8割が成約するのが強みで、リピーターになっていただけることも多く販売が安定する。

――海外展開の方針は。

これまではアジアが中心だったが現在、米国への進出を検討している。当社が米国で現代アートを一番売っているのはダラスだ。 その地の利を活かして最初にダラスに出店し、それから西海岸、シカゴへ進出し、ニューヨークに出るのは5年か10年経ってからになる見込みだ。

ニューヨークへの出店が遅れるのは家賃をはじめとしたコストが見合わないからで、ジュエリー店単体ではなく、複合店のモデルを検討している。最初は今年の夏に、ギャラリーとジュエリー店の両方を扱う複合店を韓国に出店、秋にはシンガポールでギャラリーとジュエリー、アパレルなどを販売する複合店を展開する。

その複合店モデルが確立したのちにニューヨークで展開していく。ニューヨークの中心地は高級ジュエリーやファッションのブランドが乱立して出店コストも高騰しているが、中心街を少し離れた場所にはギャラリーも多く、家賃も抑えられるので、ここに複合店を出店する。米国では絵画の取引を通じて培った富裕層の人脈も多いので、成功すると信じている。

――リゾート事業の現状は。

軽井沢の高級レジデンス「Sampen House of Art」は27年5月の竣工に向けて順調に工事が進捗しており、最先端映像芸術ショールームの整備もおおむね完了、約100億円規模のプロジェクトになる予定だ。また「Sampen House of Art」と向かい合う軽井沢本通り沿いにホテルコンドミニアム「Sampen Hotel and Museum」の建設を計画している。キーコンセプトとなる「Sampen」は、「3つの辺」を意味し、自然、人間、アートの3要素が調和、共存する関係性を象徴している。建物や空間を構成する4辺からひとつの辺を取り除くことで、新たな価値観を呼び込む開放性や余白を表現しており、日本独自の美意識にも通じるコンセプトとして設計した。

このプロジェクトは複数の大手デベロッパーと協業するもので約2,500坪(8,328平方メートル)の広大な敷地を活かした開発となる。現時点では、「Sampen House of Art」の約5~6倍規模となる事業を想定している。「Sampen Hotel and Museum」では、ミュージアム機能を併設し、企画展の開催を通じて宿泊者だけでなく一般来場者も利用できる施設となる。当社は「アートのもてるすべての力で、あなたを美と健康と幸せに導きます」という企業理念を掲げているが、軽井沢で人々が集い、交流し、世界のアートを発信、受信できる場になることを目指している。

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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