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IPO2019年12月6日

新規上場紹介 スポーツフィールド 12月26日、マザーズ スポーツ人財の採用支援サービス

スポーツフィールド(7080)が12月26日、マザーズに新規上場する。

スポーツ人財採用支援事業を行っている。スポーツ人財は優れたポテンシャルを持つ投資対象で、顧客企業にとって、また同社にとって財(たから)であるという想いを込めて「人財」という表記を用いているという。

2010年に会社設立。13年に体育会学生の総合就職支援サービス「スポナビ」を、14年に転職支援サービス「スポナビキャリア」を開始した。

事業は新卒事業部門(新卒者向け)と中途事業部門(既卒者)に分かれる。前者は現役体育会学生、後者は過去にスポーツ・競技経験のある社会人経験者や引退したプロ・アマチュアアスリートを対象にしている。こうした事業を通じてスポーツ人財とスポーツ人財を採用したい企業をマッチングさせている。

20年卒業者向けイベント開催は全国で143回に上り、顧客企業や学生のニーズに合わせて大小さまざまなイベントを提供。今年3月に開催した「スポナビ合同就職セミナー」では全国9カ所での出展企業数が延べ430社、参加した体育会学生数は延べ6,100名を超え、スポーツ人財に特化した新卒領域のイベントとしては国内最大規模だった。出展企業数を3~6社に絞り、参加学生も同社の就職アドバイザーが推薦した人財のみに対象を絞った小規模イベントもある。20年3月期卒業生では、5,500名以上の学生を770社以上の企業に紹介している。

また、同社の新卒者向けサービスであるWebサイトに登録した体育会学生に対して、同社就職アドバイザーが就職カウンセリングを行う一方で、求人企業側の採用したい人財像を同社人事コンサルタントが理解し、双方のニーズがマッチングする就職先を紹介している。

既卒者向けの人財事業の内容は新卒者向けと大きく変わらないが、スポーツ人財を企業に紹介するにあたり、必ず事前に面談を行うことで同社から紹介する人財の質を担保している。

概要

●事業内容=スポーツ人財の採用支援サービス、スポーツ人財に特化した採用支援事業
●本社=東京都新宿区市谷本村町3-29
●代表者=篠崎克志代表取締役
●設立=2010年1月
●上場前資本金=1,030万円
●発行済み株式数=88万1,600株(上場時)
●筆頭株主=篠崎克志(上場前35.40%)
●公募株式数=6万5,600万株
●売出株式数=23万6,200株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が4万5,200株)
●仮条件=12月10日に決定
●ブックビル期間=12月11日から17日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、SBI、いちよし、岩井コスモ、エース、東洋、極東、マネックス、松井

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2017.12 1,106 60 50.28
2018.12 1,516 114 89.22
2019.12(予) 1,946 204 155.04
※単位100万円、1株利益は円

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