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IPO2020年3月2日

新規上場紹介 ヴィス 3月25日、マザーズ オフィス空間の設計デザインなど

ヴィス(5071)が3月25日、マザーズに新規上場する。

オフィス空間の設計デザイン・施工を行うデザイナーズオフィス事業を展開している。

顧客のオフィスの移転や改装の二―ズに対し、オフィス空間の設計デザインから施工までをワンストップで提供するほか、企業ロゴや会社案内といった印刷物のグラフィックデザイン、企業のコーポレートサイトといったWEBデザインまで併せて提供し、顧客の企業価値の向上を図ることをデザイナーズオフィス事業と位置づけている。具体的にはオフィスデザインでは、移転コンサルティング、賃貸物件の検索、什器・家具の選定・手配などを行う。

デザイナーズオフィスとは、一般的な従来のオフィス空間(部署ごとに規則正しく机や什器が並んでいる)とは違い、デザイナー自身が企業のスタイルに合わせ、自由な発想のもと機能性・効率性を追求したオフィス。仕事環境の課題を可視化するため同社では、経営層に対するインタビュー、従業員へのヒアリングを基に職場環境の調査を行い、働く人にとって快適で効率性の高いオフィスを提供している。

新たな事業としてVISビル事業を準備中。デザイナーズオフィスビルとして同社がフロアデザインを一手に受け持つ自社ビル(VISビル)を建設予定。主な事業内容は、スタートアップ企業向けのテナント賃貸やレンタルオフィス、テレワーカーやフリーランスのワーカー向けのコワーキングスペースを提供することを想定している。

都心を中心に新たなオフィスビルの竣工も控えており、オフィス移転や増床の需要は堅調に推移すると見込んでいる。2020年3月期は売上高91億5,400万円(前期比5.6%増)を予想。業容拡大に伴う営業人員の増加、本社や東京オフィスの増床に伴う地代家賃などの増加に伴い、経常利益は8億3,700万円(同8.4%減)を予想している。

概要

●事業内容=オフィス空間の設計デザイン・施工を行うデザイナーズオフィス事業など
●本社=大阪市北区梅田3-4-5
●代表者=中村勇人代表取締役社長
●設立=1998年4月
●上場前資本金=2,500万円
●発行済み株式数=815万2,300株(上場時)
●筆頭株主=クレド(上場前50.92%)
●公募株式数=130万株
●売出株式数=65万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が29万2,500株)
●仮条件=3月5日に決定
●ブックビル期間=3月9日から13日まで
●引受証券=大和(主幹事)、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、エース、SMBC日興、マネックス、岩井コスモ

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.3 7,173 654 65.84 13.33
2019.3 8,670 914 91.36 18.33
2020.3(予) 9,154 837 78.16 13.2
※単位100万円、1株利益、配当は円

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