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コラム2019年4月19日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.273 活況!「花椒」商戦

ここ数日最高気温が20℃を超えるなど、突然初夏の陽気となった東京。暑くなると辛い物が食べたくなる、という半ば強引なロジックで友人に誘われたのが今週末新宿で行われる「四川フェス2019」でした。

四川フェスは、四川料理のおいしさや中華料理の奥深さを日本で広めるべく、2017年、18年と連続開催され累計10万人を動員した、世界最大の消費者主導のイベント。彼女は第一回目から参加しており、それ以来すっかり四川料理といえばの花椒(中国山椒)の虜になってしまったそうです。

ここ最近SNS(交流サイト)でもよく目にする「#マー活」。花椒を使った、しびれ感のある辛さが効いた麻(マー)の味を楽しむ活動を指します。中華料理店や、インスタントラーメンなどにも、本格麻辣(マーラー)などの印字を見かけ、唐辛子による辛みだけでなく、花椒のしびれもプラスした「麻辣」が若者を中心に人気となっているそうです。

かくいう私も仕事で四川省に3週間滞在した際に花椒の魅力にすっかりハマってしまい、冷奴にかけたり、お味噌汁に入れたりと自宅でも麻辣を楽しんでいます。当時は手に入れるのも一苦労だったのですが、今ではヱスビー食品(2805・2部)や、ハウス食品(2810)味の素(2802)から、花椒だけでなく関連商品も販売され、スーパーなどで簡単に手に入るようになったので、わが家のスパイス棚には花椒が常備されています。

中華料理関連商品だけでなく、花椒味のスナック菓子、花椒香るカクテルなど、さまざまな場面で遭遇する機会がぐっと増えた「花椒」。今後「唐辛子」のように日本の食卓に欠かせない味として定着していくのか、各社の商品展開とともに注目しています。

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