6月22日の米国株式市場でNYダウは小反落。
FRB議長は議会証言で、利上げが景気後退を招く可能性はあると述べたが、インフレ抑制によって、最大雇用を確保できる経済状態に戻すことや景気後退を招かず、インフレを抑制することが我々の目標と発言した。
警戒されたほどタカ派でなかったと受け止められ、NYダウは一時、247ドル高となったが、利上げに伴う景気後退懸念で終盤は値を消した。
バイデン大統領が、インフレ対策として連邦ガソリン税を9月末まで一時的に免除する方針を示し、石油会社に精製量を増やすよう求めているため、原油先物が反落し、エクソンモービルなどの石油株が売られた。
ナスダックも小反落。エヌビディアやブロードコムが売られた。
NYダウ工業平均は前日比47ドル(0.15%)安の30,483ドル。ナスダック総合指数は前日比16ポイント(0.15%)安の11,053。S&P500指数は前日比4ポイント(0.13%)安の3,759。
NYダウ採用銘柄はダウケミカル、キャタピラー、シェブロンなどが売られ、ユナイテッドヘルスやジョンソン&ジョンソン、P&Gなどが買われた。上昇は14銘柄、下落は16銘柄。