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概況/米国市場2022年6月7日

6月6日の米国株式市場は小反発。北京の飲食店での食事解禁が好感されたが、米国長期金利の上昇で伸び悩んだ

6月6日の米国株式市場は小反発。
中国の北京で、新型コロナウイルスの感染対策としておよそ1カ月にわたって市内全域で禁止されていた飲食店での食事が6日から解禁された。
これを受け、NYダウは一時335ドル高となったが、米国長期金利の上昇を受けて、伸び悩み、終盤は80ドル安となった場面もあった。
米国債は今週国債入札が続くことや自動車メーカーなどの大企業の社債発行も相次ぐ見通しで、10日に発表される5月消費者物価を控え、持ち高調整の売りが出て、長期金利が3%を超えた。

カジノリートのVICIプロパティーズは、S&P500の算出銘柄に採用されることが発表され、買われた。

中国の配車サービス大手のディディ・グローバル(滴滴出行)は、中国の規制当局が調査を終了し、今週中にも同社のアプリの入手を可能にする準備を進めているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じたため、上昇した。

ナスダックではテスラが反発。半導体のオン・セミコンダクターもS&P500の算出銘柄採用決定で買われた。

NYダウ工業平均は前日比16ドル(0.05%)高の32,915ドル。ナスダック総合指数は前日比48ポイント(0.40%)高の12,061。S&P500指数は前日比12ポイント(0.31%)高の4,121。
  
NYダウ採用銘柄はトラベラーズ、IBM、ユナイテッドヘルスなどが買われ、アムジェンやセールスフォース、ディズニーなどが売られた。上昇は14銘柄、下落は16銘柄。

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