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概況/米国市場2022年9月1日

8月31日の米国株式市場は4日続落。クリーブランド地区連銀総裁の発言とADP雇用報告が影響

8月31日の米国株式市場は4日続落。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は「来年初頭までにフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を4%を多少上回る水準まで引き上げ、そこで維持する必要があるというのが私の現在の見解だ。FRBが来年、FF金利の目標を引き下げるとは予想していない」と述べた。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した全米雇用報告では8月の民間部門雇用者数は13万2千人増加で、市場予想の30万人増加を下回った。

シェブロンやバンク・オブ・アメリカ、セールスフォースなどが売られた。

一方、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップは、人員20%削減を計画を示したことで収益改善が期待され買われた。

ナスダックではエヌビディアやAMDが売られ、サイバーセキュリティのクラウドストライクは下期の伸びが小さくなる可能性を示唆したことで下落した。

NYダウ工業平均は前日比280ドル(0.88%)安の31,510ドル。ナスダック総合指数は前日比66ポイント(0.56%)安の11,816。S&P500指数は前日比31ポイント(0.78%)安の3,955。
  
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、メルク、アメリカン・エキスプレスなどが売られ、アムジェン、ゴールドマン・サックス、マクドナルドなどが買われた。上昇は4銘柄、下落は26銘柄。

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