8月8日の米国株式市場は買い先行で始まったが伸び悩み、NYダウは小幅続伸で、ナスダックは小幅続落となった。
半導体のエヌビディアはゲーム市場減速の影響を受け、第2四半期の売上高見通しを第1四半期比19%減と発表したことで、他の半導体株も売られた。
10日に7月の消費者物価指数の発表を控え、様子見姿勢となる中、インターネット上で囃される「ミーム株」のAMCエンターテインメントやゲームストップに物色が向かった。
税務管理ソフトメーカーのアバララはビスタ・エクイティ・パートナーズによる買収が発表されたが、事前に観測報道が出ていたため、材料出尽くし感から反落した。
ナスダックではエヌビディアとAMD、マーベル・テクノロジーといった半導体関連が売られた。
バイオ医薬品のグローバル・ブラッド・セラピューティクスは、ファイザーから買収が発表され、上昇した。
NYダウ工業平均は前日比29ドル(0.09%)高の32,832ドル。ナスダック総合指数は前日比13ポイント(0.10%)安の12,644。S&P500指数は前日比5ポイント(0.12%)安の4,140。
NYダウ採用銘柄はディズニー、ダウケミカル、ウォルグリーンなどが買われ、JPモルガン・チェースやビザ、マクドナルドなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。