前引けの日経平均は630円高の4万215円、TOPIXは36ポイント高の2,841ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,023、下落銘柄数は533。出来高は9億3,457万株、売買代金は2兆8,029億円。
トランプ大統領が26日に中国側と貿易に関する合意文書に署名したことを明らかにした。具体的な内容に触れていないが、ロイターはレアアースの米国向け輸出の促進について合意したと報じた。
その他、相互関税の猶予期間(7月8日)を延長する可能性や、報復税の撤回観測も報じられた。
関税政策が緩和しているという見方から、日経平均は上げ幅を拡大した。
ディスコや東京エレクトロンが買われ、米国関連のリクルートも高い。
自動車関税の引き下げ期待でトヨタが上昇した。
川崎重工はBofA証券による新規「買い」判断が好感された。
一方、アドバンテストは小反落。
ニデックは、イタリアの子会社で中国製の部品を用いてオーブン用モータを米国に出荷していたが、追加関税を支払っていなかったため、調査・検討を行っている。そのため、有価証券報告書の提出期限を6月30日から、9月26日に延長することを申請することで下落した。
業種別上昇率上位は輸送用機器、電機、非鉄、サービス、機械で、下落率上位は鉱業、食品、医薬品、倉庫運輸、水産農林。(W)