TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 4万円回復。報復税の撤回要請と相互関税の猶予期限延長の可能性
速報・市況2025年6月27日

☆[概況/大引け] 4万円回復。報復税の撤回要請と相互関税の猶予期限延長の可能性

大引けの日経平均は566円高の4万150円、TOPIXは35ポイント高の2,840ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,187、下落銘柄数は396。出来高は22億84万株、売買代金は5兆9,221億円。
日経平均は終値では1月7日以来の4万円回復となった。
米財務長官が「報復税」の新設を見送るよう議会に要請し、大統領報道官は相互関税の上乗せ税率の一時停止期限の延長の可能性を示唆した。その他、配当の再投資も寄与した。
ディスコや東京エレクトロンが買われ、川崎重工(7012)はBofA証券が新規「買い」判断で上昇した。米中が関税休戦に署名したため、自動車株が買われた。
その他、銅相場の上昇で住友鉱山が高い。
一方、ニデックは有価証券報告書の提出期限を延長申請することで下落した。ニデックはイタリアの子会社で中国製の部品を用いてオーブン用モータを米国に出荷していたが、追加関税を支払っていなかったため、調査・検討を行っている。

業種別上昇率上位は非鉄、輸送用機器、証券、電機、機械で、下落は鉱業、食品、倉庫運輸、石油。(W)

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