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IPO2026年5月25日

【速報版】新規上場紹介 LiNKX(リンクス) 6月23日 グロース 金融機関向けシステム開発支援

LiNKX(584A)が6月23日、グロースに新規上場する。

2019年に製造業向けデジタル技術支援のプログレス・テクノロジーズ(339A・G)の新規事業としてスタート。デジタル技術とロボティクス技術を活用した大手企業向けのソリューションを手掛けていたが、プログレス社の主要事業とのシナジー効果が乏しかったことや、事業拡大に向けてさらなる投資や成長までに一定の時間を要する状況だったこともあり、20年9月に同社からスピンアウトした。

この際、新規事業担当者だった小西祐一氏(現・取締役)と小西享氏(現・代表取締役会長)、さらに主要メンバーであるオサムニア・モハメッド氏(現・代表取締役社長)、ベイレリャン・アンソニー氏(現・CTO)らが中心となり、プログレス社から従業員が転籍したという経緯がある。

創業から約3年が経過したころから、現在の柱であるデジタル技術を活用した金融機関向けのシステムモダナイゼーション事業の規模が拡大し、成長スピードが加速してきた。一方、同社の前身となるロボティクス技術を活用したソリューションは成長までにまだ時間を要する状況であり、「選択と集中」の観点から23年11月に同事業を分割して新設したトーチ社へ継承した。

レガシーシステムを有効活用して最新のプラットフォームへ移行する「モダナイゼーション」の中でも、同社は金融機関における①APIゲートウェイシステム開発、②データ基盤システム開発、③勘定系システム開発――に注力している。特に①、③は難易度の高いシステム開発案件であることが多く、高度な専門性を有したソフトウエアエンジニア集団を抱える同社ならではの技術的な強みが発揮されている。

組織は今年4月末時点で全従業員の8割超をソフトウエアエンジニアが占め、その半数以上が欧米やアジアなどの海外出身者によって構成されており、世界標準の設計・実装手法を熟知したグローバルな専門人材層を抱えている点が特徴。クラウドネイティブかつAI駆動開発を積極的に推進していること、また、高いセキュリティ基準が求められる金融領域におけるベスト・プラクティスを熟知した経験豊富なエンジニアが多く在籍していることも強みとなっている。

収益は、顧客プロジェクトへのアサインをベースとしたDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング・PoC(概念実証)、システム開発支援によるフロー型収入、同社が開発支援を行ったシステムの保守・運用や自社ソリューション・他社サービスライセンスなどを提供するストック型収入から構成される。前25年6月期売上高においては前者が97.9%、後者が2.1%だった。(SS)

概要

●事業内容=金融分野を中心とした基幹システムなどのモダナイゼーション事業
●本社=東京都港区赤坂1-12-32
●代表者=オサムニア・モハメッド代表取締役社長CEO
●設立=2020年7月
●上場前資本金=2億1,348万円
●発行済み株式数=678万7,400株(上場時)
●筆頭株主=小西祐一(上場前74.50%)
●公募株式数=18万9,100株
●売出株式数=127万8,600株(ほかにオーバーアロットメントで22万100株)
●仮条件=6月5日に決定
●ブックビル期間=6月8日から6月11日まで
●引受証券=野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、みずほ、SBI、楽天、マネックス、松井、FFG、東海東京

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2024.6 827 137 13.75
2025.6 1,373 336 35.16
2026.6(予) 1,902 367 34.68
※単位100万円、1株利益は円

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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