健康志向、ノンカフェイン需要背景に拡大
茶系飲料市場に、新たな成長カテゴリーが育ちつつあります。その代表格がルイボスティーです。かつては健康志向の消費者を中心に支持されていましたが、近年はコンビニやスーパーでも存在感を高め、裾野を広げています。
ルイボスティーは南アフリカ共和国原産のマメ科植物を原料とするお茶で、カフェインを含まない点が特徴です。妊娠中や授乳中にも選ばれやすく、就寝前にも楽しめることから利用シーンを広げています。インテージSRI+によると、ルイボスティー飲料市場は2023年に前年比64.4%増の167億円となり、17年比では約14倍に拡大しました。24年も1~9月の販売金額が前年同期比5.3%増の130億円となり、伸び率は落ち着いたものの拡大基調は続いています。健康志向やノンカフェイン需要を背景に、着実に支持を広げてきた市場と言えます。
こうした需要を受け、企業の取り組みも活発です。森永乳業(2264・P)は5月19日、「リプトン ルイボスミルクティー」を期間限定発売しました。ルイボスティーをストレートではなくミルクティーとして提案している点からは、従来の愛飲者に加え、より幅広い消費者層の取り込みを意識した商品戦略が読み取れます。
また、ファミリーマートは同日、「白桃香るルイボスティー」を発売。同商品は26年3月末時点で累計販売数4億本を突破した「Afternoon Tea」監修ペットボトル飲料シリーズの新作で、過去の商品の中で「もう一度発売してほしい味」として最も多くの票を集めた人気フレーバーの再登板です。数ある候補の中からルイボスティーが選ばれて復活した事実は、消費者の支持の厚さを物語っています。
長年にわたり緑茶、ウーロン茶、紅茶が市場を支配してきた茶系飲料業界において、ルイボスティーは確かな存在感を示しつつあります。飲みやすさの向上や商品展開の広がりによって、健康飲料の枠を超え、茶系飲料の新たな定番となるのか。今後の動向に注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。
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