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コラム2026年7月17日

【本日のマーケット】7月17日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

7月17日(金)のマーケット                                                                   

7月16日の米国株は反落。台湾の半導体受託製造世界最大手のTSMCの第2四半期決算は純利益が前年同期比77%増の7066億台湾ドルとアナリスト予想平均の6,326億台湾ドルを上回った。だが、ナスダック市場でTSMCのADR(米国預託証券)は下落した。粗利益率が一部予想に届かなかったことや、米国投資額が2,650億ドル(約43兆円)へと大幅に拡大され利益を希薄化するとの懸念や中東の緊張も警戒された。TSMCの下落を受け、マイクロン・テクノロジーやアルファベット、AMDが安い。NYダウは前日比105ドル(0.20%)安の52,552ドル。NASDAQ総合指数は前日比387ポイント(1.47%)安の25,881、S&P500指数は前日比38ポイント(0.51%)安の7,533。

日経平均は大幅続落。台湾のTSMCは好決算だったが米国預託証券(ADR)は下落した。7~9月期の粗利が4~6月期比で小幅低下する見通しや米国への追加投資が利益率を圧迫すると警戒された。キオクシアHDは米国で特許侵害の評決が出てストップ安。SBGや太陽誘電、SUMCOなどが大幅安。メガバンクも売られた。半導体が供給過剰になった場合、調達コストが低下することに期待して任天堂が高い。サイゼリヤは値上げによる採算改善期待で大幅続伸。

スタンダード市場では、フェローテックや日本電子材料、精工技研が大幅安。アドテックプラズマは半導体製造時にプラズマ発生の電源装置で、半導体関連として売られストップ安。MHグループはAI事業の子会社設立で大幅高。倉元製作は東北電力とペロブスカイト太陽電池の性能評価で高い。

グロース市場では、米国でスペースXが打ち上げ試験中止となった影響で、アストロスケールやQPSなど宇宙関連が売られた。直近新規公開株のチャットプラスは利益確定の売りに押されストップ安。テラドローンは反発。マッチングサイトのアイズが急騰。スマレジが買われた。

日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う大陰線。ギャップダウンで寄付き、下げ幅を拡大してボリンジャーバンドのマイナス3シグマ(6万3829円)をも下抜ける場面も見られた。連日の大幅下落で売られ過ぎ水準に位置しているが、一目均衡表の雲の中に潜りこんでおり、早晩にここを抜け出したいところ。サポートラインとして75日移動平均線(6万3619円)が意識される。週足でも長い下ヒゲを伴う大陰線。13週移動平均線(6万5283円)を割り込んできたが、ここで踏み止まれるか注目される。残念ながらパラボリックは陰転となった。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。株式市場は引き続き上値の重い状況が続きそうです。金曜日は半導体関連株が大きく売られました。信用買い残の重さが心配されます。

日経平均は日々の値動きを一段と拡大しながら乱高下を繰り返しています。ここに来て軟調の度合いを強めた半導体関連株の激しい値動きがそのまま投影されています。

これまで見られたような極端なまでの一極集中物色が修正局面を迎えています。おそらくここからは、金利上昇に耐えうる高い利益率、低いバリュエーションを持った銘柄、セクターへの循環物色へと移行しつつあるのでしょう。

国内の消費景気は、全方位的に堅調とは言えませんが、物価上昇の下でも失速はしておらず堅調とさえ見られます。したがって内需株を物色する選別的な状況が続くものと見られます。

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【日経平均 一気に6万2,000円台
日本証券新聞 7月21日(火)紙面1面TOP記事掲載 

需給面のシコリ 整理には日柄も

日経平均(日足)

半導体銘柄を中心にAI関連銘柄の下げが止まらず、日経平均株は大幅続落。下げ幅は一時4,100円を超え、一気に6万2,000円台に。終値は2,694.42円安の6万4,141.12円だった。6月25日の上場来高値7万2,366.34円からは8,225.22円、11.3%の下落。(関連記事)

個別銘柄では今年4月以降のAI相場をリードしてきたキオクシアHD(285A・P)が前日比1万円(16.1%)ストップ安の5万2,110円まで売られた。6月22日の最高値11万2,700円からは53%、値幅で6万590円の下落と半値以下の水準に。一時60兆円を超えた時価総額は28兆円台となり、時価総額トップには日本の製造業を代表するトヨタ(7203・P)、2位には金融業界トップの三菱UFJFG(8306・P)が浮上。ここから非AI銘柄・セクターの巻き返しが進むのか、AI関連の落ち着きどころが注目される。

16日には世界最大の半導体ファウンドリー、TSMC(台湾積体電路製造)が第2四半期(2026年4~6月)決算を発表。大幅な増収増益で着地、通期の売上高予想と設備投資計画を上方修正したものの、市場の高い期待には届かず、株価(ADR、米国預託証券)は軟調推移。同社の決算も相場の流れを変えるには至らなかった。

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今日の市況概況
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7月17日(金)☆[概況/大引け] 

2694円安。一時4,130円安。キオクシアがストップ安

大引けの日経平均は2,694円安の6万4,141円、TOPIXは109ポイント安の3,919ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は449、下落銘柄数は1,082。出来高は27億6,746万株、売買代金は10兆9,219億円。
日経平均は大幅続落となり、一時4,130円安の6万2,704円となった。

半導体受託製造世界最大手の台湾のTSMCは好決算だったが米国預託証券(ADR)は下落した。
7~9月期の粗利が4~6月期比で小幅低下する見通しや米国への追加投資が利益率を圧迫すると警戒された。
キオクシアHD(285A)は米国で特許侵害の評決が出てストップ安。

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