オーディオストック(621A)が9月16日、グロースに新規上場する。
クリエイターが制作した音源の著作権を管理し、様々な用途で音源の利用機会を開発し収益化する音源ライツビジネスプラットフォームを展開。取り扱い音源数は100万点(昨年9月現在)を超え、海外企業との提携による海外作品も35万点以上ある。登録クリエイター(音源提供者)は約4万組に上り、毎月約3,000点を超えるペースで同社の審査基準を満たした高品質な新規音源が随時登録される。
ライセンス販売などの課金収入サービスと、著作権等収入サービスから成る。ライセンス販売では音源ごとに決められた価格で都度1点から購入できる「単品販売」と、定額料金で音源をダウンロードできる「定額制販売」があり、後者においてはユーザーニーズに合った利用方法を3つのプランから選択できるほか、2023年7月からは海外居住者向けの定額制プランも開始した。
通常、動画制作者が音源を利用する際は、利用する音源の著作権や利用用途などを都度確認したり、JASRACやNexTone(7094・G)などの音楽著作権管理事業者やレコード会社への追加手続きを経て音源を利用する必要がある。一方、同社では登録クリエイターとの間であらかじめ音源利用に関する取り決めをしているため、ユーザーは煩わしい手続きを一切する必要がない。個人から法人まで業種・業界問わず幅広く利用できる。
著作権等収入はテレビ・ラジオなどでの放送利用による著作権および著作隣接収入や、アップルミュージック、スポティファイなどのストリーミングサービスによる音楽配信収入で構成される。著作権管理事業者であるJASRACやNexToneに管理を委託した作品について、テレビ・ラジオ放送などで利用された際に著作権使用料、いわゆる印税収入を受け取ることのできるサービス。なお、昨年9月時点においてこれら事業者に管理委託している収益化可能な著作権管理楽曲数は3万点超に上る。
従来、クリエイターが自身の作品を収益化するハードルはとても高いものだったが、同社はクリエイターに代わり一連の手続きを代行し、オンラインプラットフォーム上で販売することで、クリエイターへ音楽創作活動に専念できる環境と収益獲得機会を提供できる。13年10月のサービス開始以降、クリエイターへの累計収益分配額は17億円を突破。23年には年間の報酬分配額が1,000万円を超えるクリエイターも誕生している。(SS)
概要
●事業内容=音源ライツビジネスプラットフォームの運営
●本社=岡山県岡山市北区富田町1-6-10
●代表者=西尾周一郎代表取締役社長
●設立=2007年10月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=415万9,000株(上場時)
●筆頭株主=ウエストテイルズ(上場前27.21%)
●公募株式数=10万株
●売出株式数=101万1,000株(ほかにオーバーアロットメントで16万6,600株)
●仮条件=8月28日に決定
●ブックビル期間=9月1日から7日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、中銀、ひろぎん、岡三、岩井コスモ、東海東京、極東、光世、Jトラストグローバル、松井、むさし
業績推移(単独)
| 売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2024.9 | 887 | 39 | 9.67 | ― |
| 2025.9 | 1,507 | 377 | 108.35 | ― |
| 2026.9(予) | 1,753 | 434 | 80.47 | ― |
| ※単位100万円、1株利益は円 | ||||
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