8月21日(金)のマーケット
8月20日の米国株は反落。米国財務省が米国債買い入れ消却(バイバック)の上限額を引き上げることについて、効果は限定的という見方から金利が上昇した。ウォルマートは第2四半期(5~7月)決算で、既存店売上高がアナリスト予想を下回ったことで売られた。ガソリン価格の上昇で消費者が支出を控えたことが要因。モデルナは利食い売りで反落。NYダウは前日比703ドル(1.32%)安の52,759ドル。NASDAQ総合指数は前日比263ポイント(1.00%)安の26,067、S&P500指数は前日比66ポイント(0.87%)安の7,641。
米国株反落を受け日経平均も反落したがTOPIXは小じっかり。フジクラが売られ、米ウォルマートの下落の連想でファーストリテも安い。防衛関連が下落。韓国のSKハイニックスが宮城県にメモリー半導体工場を建設検討と報じられ、KOKUSAIが高い。ホルムズ海峡でイランの監視力低下と報じられ、安全航行への期待から海運株が上昇。伊藤忠はSMBC日興証券が投資評価を引き上げた。住友化学はモルガン・スタンレーが上方修正。
スタンダード市場では、ユニチカが売られ、名村造船が反落し、ジャパンエンジンも下落した。シリコンスタジオも利食い売り。プライム市場で、藤田観光はアパグループが大株主に急浮上と報じられ買われたため、アパが触手を伸ばしていたワシントンホテルも思惑買い。
グロース市場では、オンコリスバイオが反落。monoAIが反落。Kudanが調整。一方、データセクションには値ごろ感からの買いが入った。ヒューマンメイドはSMBC日興証券が新規「1」と発表し急騰。令和アカウンティングは中期経営計画を発表しストップ高。
日足チャート上では、陽線。25日移動平均線(6万5615円)上に浮上したが、75日移動平均線(6万6241円)に上値を抑えられる展開となった。パラボリックが陰転したことで、調整局面が継続するのか懸念されるところ。パラボリックが陰転するのは7月30日以来のこととなる。週足では下ヒゲを伴う陰線。先週上抜いた13週移動平均線(6万7023円)を再び割り込んだ。下方から上昇してくる26週移動平均線(6万2013円)との距離はまだあるが、この辺りで踏み止まれるか注目される。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。8月も最終週を迎えます。暑い夏も名残惜しく感じる季節です。株式市場はもうしばらく神経質な展開となりそうな雲行きです。上にも下にも動けない状況を憂慮したわけでもないのでしょうが、ベッセント財務長官は「ベッセント・プット」なるものの第 2 弾を発動しました。7月末の日米協調による円買い介入に続いて、8 月 19 日には米財務省による 10-30 年債の買い入れを発表しました。1 回当たり の買い入れ額をこれまでの20 億ドルから 40 億ドルに引き上げる計画です。
財務省は通貨を発行できることはありませんので、これは通貨発行量の増加を伴わないイールドカーブ・コントロールと言えるかもしれません。
吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、これによって5.3%台まで上昇していた米 30 年国債金利はいったんは大きく低下しました。つれて日本の長期金利も 30 年ぶりの高水準から低下しています。
しかし財政赤字やインフレという長期金利が上昇している根本的な原因が消えるわけではありません。あくまで時間を稼ぐ戦略です。やはりしばらくは神経質な展開が続きそうです。「ちいかわ」関連銘柄を探しながら事態の推移を見守ってまいりたいと思います。
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注目記事 Pick up
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【「AI相場」一服局面の投資戦略】
日本証券新聞 8月24日(月)紙面1面TOP記事掲載
先例に倣えば自動車も―
セクターローテーションの様相を呈する中、21日は海運、卸売、陸運、電気・ガス、自動車などが上昇。自動車は今期1ドル=145円前提で業績上方修正の可能性が高いホンダ(7267・P)が連日の新高値となった。トヨタ(7203・P)、スズキ(7269・P)なども堅調に推移。同セクターはここにきて業種別で上昇率首位に躍り出る日も出現している。物色のシフトチェンジが見られる状況下、記者が思い出したのが、UBS証券の自動車セクターアナリスト、高橋耕平氏のコメント。ほぼ1カ月前(7月22日)、同証券開催のメディア向けセミナーで高橋氏が語っていた内容のポイントをまとめた。
パフォーマンス差はドットコムバブルと近似
これまでのAI・半導体一極集中が6月後半から緩和。当社は6月からセクター投資判断を「弱気」から「中立」に引き上げ、「銘柄を選別して買いましょう」と話してきた。
ポイントは3つ。1点目はバリュエーション。キャッシュを下回る日産自(7201・P)など、エクストリームなケースが出ている。日本はトヨタがバリュエーションの基準となり、部品もトヨタ系のバリュエーションが下落すると他も下がるが、ヒストリカル的にもさすがに割安。売られ過ぎている銘柄が多い。
2点目はパフォーマンス。輸送用機器、電機・精密、TOPIXをウオッチしており、パフォーマンス差は2000年のドットコムバブルに近い状況。当時は電機・精密がピークを付けた後、自動車が上がり始めた。歴史が繰り返されるとは限らないが、クオンツでも割安シグナルが点灯している。
・・・続きは紙面・Digital版で!
今日の市況概況
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8月21日(金)☆[概況/大引け] 
売買代金は細った
大引けの日経平均は200円安の6万6,016円、TOPIXは7ポイント高の4,067ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は884、下落銘柄数は622。出来高は22億859万株、売買代金は7兆9,134億円。
米国株反落を受け日経平均も反落したがTOPIXは小じっかりだった。
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