10月9日(金)のマーケット
10月8日のNYダウは小反発したが、ナスダックとS&P500は続落。トランプ大統領が11月3日の米中間選挙まではイランを攻撃しないと投稿したため、原油先物が下落。長期金利の低下を受けて消費関連は買われた。ホームデポやペプシコ、チポトレ・メキシカン・グリルが高い。英紙フィナンシャル・タイムズは8日、米コーヒーチェーン大手スターバックスが、米メキシコ料理チェーン「チポトレ・メキシカン・グリル」の買収を検討していると報じた。オープンAIは投資家に対して、9月末時点の年換算売上高が500億ドルに近づいていると説明したと報じられた。ロイターは9月30日に年間経常収益(≒売上高)が700億ドルに迫っていることが分かったと報じたが、それに届いていないため、AI・半導体関連は売られ、ナスダックは下落した。マイクロン・テクノロジーやインテル、ブロードコムが売られた。NYダウは前日比51ドル(0.10%)高の51,231ドル。NASDAQ総合指数は前日比345ポイント(1.25%)安の27,193、S&P500指数は前日比36ポイント(0.47%)安の7,765。
米オープンAIの年換算売上高が500億ドルと従来報道の700億ドル近くから減ったため、ソフトバンクGやキオクシアが売られ、日経平均は一時892円安。だが、米アンソロピックとの比較を可能にするため売上高の計算方法を調整したことが要因のため、アドバンテストなどに買いが入り、日経平均は下げ幅を縮めた。ローツェは上期好決算でストップ高。JCRファーマはみずほ証券が投資判断を引き上げ大幅高。ファーストリテは下落した。
スタンダード市場では、次期TOPIX採用銘柄のAIメカテックが反発。レイヤードは5日ぶりに反発。アイサンテクノロジーが大幅高。ブロードバンドセキュリティは利食い売りで反落した。シリコンスタジオは通期の営業赤字予想が拡大したため大幅安。アズジェントが安い。
グロース市場では、TWOSTONEがサイバーセキュリティ領域参入の第1弾を発表し急騰した。サンバイオが反発。サイバートラストやELEMENTSが大幅高。HENNGEはなりすましメールを検出・対策で買われた。カウリスやZenmu、FFRIは反落した。
日足チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。7万円回復から3日続落。下値はボリンジャーバンドのプラス1シグマ(6万8423円)で踏み止まった格好となった。パラボリックの陽転も維持しており、これで調整一巡となるか注目されるところ。週足では十字足を示現。高値圏での売り買い拮抗の様子がうかがえる。上値はボリンジャーバンドのプラス2シグマ(7万1784円)、下値は1シグマ(6万8596円)のレンジ内での推移となった。各移動平均線も上昇を続けており、上方向へのバイアスが感じられる。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。10月相場は堅調に始まりました。当面の相場は日経平均で66,000-71,000円という幅を広くとった高値でしっかりした動きを継続しそうです。
確かにスタートダッシュには成功して、日経平均は70,000円の大台を回復しましたが、歴史的な大台をまたもや超えたからといって、直線的に最高値を更新するまでを期待するのはむずかしそうです。
半導体関連株の急速な値戻しによって投資家の心理状況はかなり改善されてはいるものの、原油高と金利上昇という大きな問題が残されています。
年末相場に向けて株価が上昇基調を維持できるかどうか、その点はやはり長期金利の水準にかかっています。
そしてもうひとつ、企業業績です。まもなく3月決算企業の決算発表が始まりますが、現在の企業経営者にとって、輸送コスト、電力料金、原材料価格の増加は死活問題です。日本企業が価格転嫁能力をどこまで取り戻しているのか、その点が問われています。
決算発表を待ってそのあたりを確認してゆく必要があります。
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注目記事 Pick up
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【「NT倍率」で読む足元の相場地合い】
日本証券新聞 10月13日(火)紙面1面TOP記事掲載
日経平均に“脱・半導体関連依存”の動き?!
足元のNT倍率推移が興味深い。日経平均をTOPIXで割って求める同倍率。半導体関連全盛だった6月25日に過去最高の「18.17倍」を記録した後、同関連株の急落を経た9月14日に「15.64倍」まで急降下。その後、10月6日に“戻り高値”「16.89倍を記録し、押し幅に対する戻り率52.7%と半値戻しに達してきたのがこれまでの推移だ。
アドテスト、東エレク、SBG、キオクシアなど半導体関連の値がさ株の騰落によって日々激しく上下するのがNT倍率。ところが、今週に入って、5~8日は「16.86~16.90倍」での小動きが続いてきた。要するに、日経平均とTOPIXの前日比騰落率がおおむね一致していたわけだ。9日こそ16.82倍台に小幅低下したが、それでもN(日経平均)とT(TOPIX)の騰落率に、大きなカイ離は見られない(SBGの下げをアドテストなどの上げで相殺)。
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今日の市況概況
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10月9日(金)☆[概況/大引け] 
オープンAIの売上下方修正は誤解だったため後場は下げ渋った
大引けの日経平均は11円安の6万9,030円、TOPIXは13ポイント高の4,104ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,195、下落銘柄数は331。出来高は22億9,519万株、売買代金は7兆8,454億円。
米オープンAIの年換算売上高が9月末にロイターでは約700億ドルに迫っていると報じたが、10月8日のフィナンシャルタイムズはオープンAIは投資家に対して、9月末時点の年換算売上高が500億ドルに近づいていると説明したと伝えた。
200億ドル下方修正されたため、9日の東証ではソフトバンクグループやキオクシアHD、村田製作所、イビデンなどが売られた。
日経平均は序盤に一時892円安の6万8,150円となった。
だが、後場は下げ幅を縮め、終盤に小幅高となった場面もあった。
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