Gunosy 強弱感対立
17日上場の海帆(3133・東マ)をスタート台にIPO(新規上場)ラッシュ。20-30日の8営業日で10銘柄が上場する。一番人気は、IoT(モノのインターネット)のテーマに乗り、軽量感も強い28日上場のジグソー(3914・東マ)のようだ。同じ28日は、スマートフォン向けニュースアプリのGunosy(6047・東マ)、「街コン」企画・開催のリンクバル(6046・東マ)も上場し、4月IPOでは最も豪華なメンバーが集う目玉の日。
街コン人気も下火になりつつあると言われているが、リンクバルはそこそこの“初物人気”を集める可能性がある。悩ましいのはGunosy。一部投資家の間でgumi(3903)と同じような道をたどる懸念が持たれているが、市場関係者から「広告費のコントロールで利益を作れる会社のため、黒字予想から一転、赤字といった事態にはならないのではないか。ただ、顧客獲得に向けて広告を打ち続ける必要があり、それを絞ることで売上高が計画未達となれば先行き不安感が強まろう。とにもかくにも同社は資金吸収額100億円クラスのマザーズ大型案件。gumi、サンバイオ(4592・東マ)と注目案件で不振が続く主幹事野村が意地を見せるかどうかで、当面の株価動向が変わるのでは」との見方が聞かれる。
このほか、22日上場の日本スキー場開発(6040・東マ)は初物人気、インバウンド(訪日観光客)関連人気に乗り順調発進が想定される。30日上場のテラスカイ(3915・東マ)はクラウド関連というテーマ性と軽量感を武器に好発進となりそう。24日上場のレントラックス(6045・東マ)は軽量感があり順調発進が読まれるが、ファンコミュ(2461)、インタースペース(2122・東マ)など同業他社並みの評価にいずれ落ち着くとみられている。
CRE、三機サービスは上場後ジリ高も
また、業態が地味であっても、「低PER」「配当利回り」を手掛かりに、穏健発進→上場後上昇――となるケースも少なくない。直近IPOではプラッツ(7813・東マ)、シンデン・ハイテックス(3131・JQ)などがそう。21日上場で物流施設など事業用不動産の総合サービスのシーアールイー(3458・2部)、24日上場で空調機器や厨房などの設備メンテナンスを手掛ける三機サービス(6044・JQ)も同様の展開となる可能性がある。三機サービスは想定発行価格ベースでPER10倍、5月期決算で配当利回り2.9%。(Q)[本紙4月20日付1面]
