TOP  NSJアップデート  速報・市況  ☆[7日の海外為替マーケット概観] リスク資産、上昇の勢い弱まる。ドル円は上値の重さ鮮明に
速報・市況2015年10月8日

☆[7日の海外為替マーケット概観] リスク資産、上昇の勢い弱まる。ドル円は上値の重さ鮮明に

8日の海外市場では、米利上げ先送り観測をきっかけとした、リスク資産の上昇‐株高、原油高、資源国通貨・新興国通貨高/ドル安の傾向は続いたが、勢いは弱まっている。ニューヨーク市場では、ドルはG-10通貨に対して強弱交錯して終了したが、序盤にはドル売りの勢いが強く、特にコモディティ通貨に対しては軟調な傾向が強かった。しかし、午後に入ると、米株の上昇の勢いが弱まったことで、ドルは下落幅を縮小。ドル円は小幅なレンジ相場が継続。もっとも、120円超のレベルでの時間帯はわずかで、市場参加者は明らかに上値の重さを感じている様子。

現実的には米の早期利上げが難しい環境になっている一方、日銀の追加緩和への思惑が、現在のドル円の下値を支えていることが一段と明確となっている。こうした情勢下、日銀が10月末の会合で追加緩和を見送った場合に想定される円高圧力を考えると、追加緩和をせざるを得ない状況に追い込まれる可能性もある。しかし、海外を取り巻く環境は昨年の日銀サプライズ緩和時とは異なる。特に米景気の先行きに不安が強まると円安期待がカラ振りになる可能性も念頭に置く必要がありそうだ。

関連記事