5月20日（水）のマーケット 
米国の専門誌がモデルナ社が開発中の新型コロナワクチンについて「効果を信じるには情報が不十分」と報じたため、前日の米国株は反落となったものの、3月の機械受注が民需で前月比0.4％減にとどまり、市場予想の7.1％減少ほど悪化しなかったことが下支えとなり東京市場は堅調スターとなりました。緊急事態宣言継続中の大阪・京都・兵庫の3府県においては解除の方向と伝わり、経済活動再開が期待され日経平均は徐々に上げ幅を広げる展開となり、4日続伸です。
新興市場も共に上昇。ジャスダック平均は4日続伸。テラはストップ高。シンバイオ、プロルート、テクノホライゾンが上昇。マザーズ指数も続伸となり、1月の年初来高値を更新して909ポイントと大幅上昇。著作権エージェントのNexTone、オンライン診療関連のメドレー、EコマースプラットフォームのBASEが人気を集め大幅高。業務用食材卸サイト運営のMマートはストップ高となりました。
チャート上では連日の戻り高値更新となり、75日移動平均線乗せとなりました。リバウンド期待の持てるチャート形状です。
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【鈴木一之 マーケットレポート 】
日本証券新聞5月20日（木）紙面1面記事掲載
“コロナ後”の動き始まる 企業収益、グループ別で明暗
鈴木一之です。経済の再開を巡って世界中で多くの国が揺れています。先週の株式市場はわずか1週間で両極端の動きが見られました。
新型コロナウイルスを封じ込める都市封鎖を解除して経済をいつ再開するのか。それにはまだ時期尚早だ、という声は至るところから聞こえてきます。だからといって再開を延ばすと、人々の暮らしが成り立ちません。休業期間中の売り上げの補償も地方政府の財政を根底から揺るがしています。
先行した韓国ではたちどころにナイトクラブで集団感染が発生し、週後半の株式市場ではワクチン開発、オンライン診療、在宅勤務など「ウイズ・コロナ」関連銘柄の物色が一斉に復活しました。
その反対に、先々週のギリアド・サイエンシズ、今週のモデルナのように、治療薬、ワクチン開発にわずかな前進でも報告されると、コロナショックで徹底的に売り込まれた銘柄群が全面的に反発します。
・・・続きは紙面・Digital版で！
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今日の市況概況
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5月20日（水）☆[概況/大引け]
関西2府1県が明日にも解除方向で経済活動再開が期待された。ウシオ電機は紫外線照射装置で人気
大引けの日経平均は20,595.15円の161.70円高、TOPIXは1,494.69ポイントの8.64ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,395、値下がり銘柄数は682。出来高は12億1,446万株、売買代金は2兆1,730億円。
緊急事態宣言が継続している8都道府県のうち、政府は21日に大阪、京都、兵庫を解除する方向で検討を進めていると報じられたため、経済活動再開期待で上昇した。
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