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コラム2020年7月16日

【本日のマーケット】7月16日(木)

7月16日(木)のマーケット                                                                   

前日のNY市場では、モデルナ社が開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験で免疫反応が見られたことなどを好感してNYダウが4日続伸。ナスダック指数も続伸。本日の東京市場は、前日の大幅上昇から利食い売り先行の展開で小幅マイナスでの推移でしたが、後場から都内の新型コロナ新規感染者数が280人超と伝わり下げ幅を拡大。ソニーFHの除外による日経平均臨時入れ替えの補充銘柄は日本取引所グループ(JPX、8697)と発表され、急伸となりました。(※別稿【JPX、日経平均採用で急伸 28日に224銘柄売りも】)大引けの日経平均は175円安の2万2770円。

先日上場で、値の付かなかったIPOの2銘柄は前場に売買成立。GMOフィナンシャルゲート(4051)は公開価格2540円の約2.5倍の6550円で初値形成。アイキューブドシステムズ(4495)は、公開価格3120円の約3倍の9430円で初値形成となりました。その後は共に荒い値動きとなり、一時はストップ安となる場面も見られました。先日上場したKIYOラーニング(7353)は、上場初日の初値(公開価格の2.3倍の5360円)に対して、4000円台での推移。(※【動画】IPO情報局で配信中)

新興市場も共に反落。ジャスダック市場では、ワークマン、テイツーが反落。ブロードバンドセキュリティが大幅続落。対して、太陽光発電工事もウエストHDや電気自動車関連の小田原エンジが上昇。マザーズ指数も反落。Aiming、イノベーション、メドピアが大幅安。一方、TKPが回復期待から大幅高。ロコンドは2日連続のストップ高。きずなHDは今期増益予想で急騰。

チャート上では、過去6カ月間における価格帯別累積出来高でややボリュームを伴っているのが2万4000円前後の水準だけに、ここからは上値の重さも意識される水準。昨日の上昇で上方向への発散の兆候が見られたボリンジャーバンドは、本日の下落で+1σ(2万2703円)の上方で下げ止まりとなりました。

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「国土強靭化関連」復権シグナル
日本証券新聞7月17日(金)紙面1面TOP記事掲載

NIPPO、18年ぶり2,800円台

道路舗装最大手のNIPPO(1881)が16日、一時80円高の2,830円まで上昇。1992年3月以来、約18年ぶりに2,800円台を回復した(チャート参照)。大規模な洪水被害を背景に、建設セクターを中心とする国土強靭(きょうじん)化関連株に関心が高まる中、その先駆けとして株価が躍動している。NIPPOの場合、ジェフリーズ証券が3,650円目標を打ち出したほか、親子上場絡みの材料も内包。3,000円を目指す可能性が高い。この銘柄をリード役とする国土強靭化関連株に復権シグナルが灯った。

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今日の市況概況
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7月16日(木)☆[概況/大引け]

都内の新規感染者280人台と伝わり調整。半導体関連や医薬品、情報通信が安いが、大手不動産は4日続伸

大引けの日経平均は22,770.36円の175.14円安、TOPIXは1,579.06ポイントの10.45ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は721、値下がり銘柄数は1,387。出来高は14億7,564万株、売買代金は2兆4,595億円。
都内の新型コロナウイルスの新規感染者数が280人台と伝わり、日経平均は下げ幅を拡大した。

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