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コラム2022年5月2日

【本日のマーケット】5月2日(月)

5月2(月)のマーケット                                                                   

4月29日の米国株式市場は大幅反落。アマゾンが1~3月期決算が7年ぶりの赤字に転落し、保有する電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブの評価損が響いた。アマゾンの急落で他のハイテク株も売られ、NYダウは一時1,003ドル安となった。アップルは1~3月期決算が最高益を更新したが、4~6月期は中国で新型コロナウイルスによる供給制約やロシアでの販売停止の影響が大きくなると報告したため売られた。NYダウ採用銘柄はインテル、セールスフォース、ウォルグリーンが下落率上位で上昇はハネウゥルとメルクのみ。 NYダウは前日比939ドル(2.77%)安の32,977ドル。ナスダックは4%超の大幅安。アップルが売られ、マイクロソフトやエヌビディア、AMD、インテルなど半導体関連の下げが目立った。NASDAQ総合指数は前日比536ポイント(4.17%)安の12,334ポイント。S&P500指数は前日比155ポイント(3.63%)安の4,131。

大型連休の谷間の月曜日の商いで、先週末のNY市場の大幅安を受けて軟調展開も想定されたが底堅い推移となった。プライム市場では、日立、富士通、村田製作、アルプスアルパインが自社株買いの発表で買われ、日経平均は小幅高で始まったが、3~4日の米FOMCが警戒され、買い一巡後は反落。だが、FOMCでの0.5%利上げと資産縮小決定は織り込み済という見方で後場は小幅高に浮上。大引けにかけてしぼみ、小幅安に。海運が高く、レーザーテックは受注計画増額を好感。ブイキューブは減益だったが計画を上回るスタートでストップ高。ZHDとアンリツは下落。

スタンダード市場ではウエストHDが3日続伸。株価の調整が続いていたワークマンが値ごろ感から買われ、ジャパンエンジンや業績上方修正したアサカ理研も物色された。そのほか、ウルトラファブリックスが急騰。一方、サイバーステップは売られ、東洋合成と黒田精工が安い。

グロース市場では、メルカリは通期営業赤字予想に下方修正したが第4四半期が黒字計画で反発した。サイバートラストは好決算で上昇。AppBankやマクアケが買われた。半面、アジャイルメディアは業績下方修正で売られた。Waqooやピアズ、エッジテクノロジーが安い。

チャート上では上下に長いヒゲを伴う陰線。実体線が極端に短く、方向感がない状態。一目均衡表の雲抜けは達成となった。

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世界最大の機関投資家かく語りき ブラックロック・ジャパン 福島毅取締役CIO、マネージング・ディレクター
日本証券新聞5月6日(金)紙面1面TOP記事掲載

日本株のオーバーウエート評価、1段階引き上げの背景など

前週末4月28日発表の投資主体別需給(4月18~22日)で、外国人は「1年4カ月ぶりの4週連続買い越し」となった。ニューヨークダウは「17年ぶりの4月相場下落」に終わったものの、4月の外国人買いは健在なようだ。それでは5月以降は…。“世界最大の機関投資家”と言えば、昨年末の運用資産残高10兆ドル(1,300兆円=GPIFの約6.5倍!)規模の資産運用会社、米ブラックロックだ。2022年第2四半期グローバル・アウトルックで日本株のオーバーウエートを1段階引き上げている(欧州株は引き下げ)。ブラックロック・ジャパンの福島毅取締役CIO(最高投資責任者)、マネージング・ディレクター(写真)は28日にオンラインメディアラウンドテーブルを開催した。特に興味深い発言内容を以下のようにまとめた。

「日本株の評価を引き上げた一番の理由は、

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今日の市況概況
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5月2日(月)☆[概況/大引け]

小反落。自社株買い発表企業と海運が買われた。ZHDとアンリツ、日本M&Aセンターは安い

大引けの日経平均は29円安の2万6,818円、TOPIXは1ポイント安の1,898ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は950、下落銘柄数は830。出来高は11億9,420万株、売買代金は2兆9,582億円。
日立、富士通、村田製作、アルプスアルパインが自社株買いの発表で買われ、日経平均は小幅高で始まったが、3~4日開催の米国FOMC(連邦公開市場委員会)が警戒され、買い一巡後は反落した。

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