TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落し、今晩の米国卸売物価発表も警戒。レーザーテックとソフトバンクGが売られ、日医工は事業再生ADR検討報道でストップ安
速報・市況2022年5月12日

☆[概況/大引け] 反落し、今晩の米国卸売物価発表も警戒。レーザーテックとソフトバンクGが売られ、日医工は事業再生ADR検討報道でストップ安

大引けの日経平均は464円安の2万5,748円、TOPIXは21ポイント安の1,829ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は330、下落銘柄数は1,477。出来高は14億8,101万株、売買代金は3兆2,683億円。
米国で11日に発表された4月の消費者物価で、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前年同月比6.2%上昇と3月の6.5%上昇から鈍化したものの、前月比では0.6%上昇と3月の0.3%上昇から加速した。
FRBによる金融引き締めが長期化するという見方から、米国主要3指数は年初来安値を更新し、12日の日経平均は反落した。
今晩の米国では4月の卸売物価が発表されることも警戒要因。
レーザーテックとソフトバンクグループが売られ、オリエンタルランドも安い。
日医工(4541)は私的整理の一種である事業再生ADR検討を検討している報じられ、ストップ安となった。昨年、国の承認手順と異なる方法で医薬品を製造したとして、業務停止命令を受け、業績が悪化していた。
オリックスは2024年3月で株主優待制度廃止を発表し下落した。
一方、オリンパスは好決算で急騰し、SUBARUは今期業績回復見通しで高い。アシックスは第1四半期が減益決算だったが、会社計画を上回り大幅高。
日本製鋼所はリチウムイオン電池のセパレータ用フィルム・シート製造装置が好調で好決算だったことに加え、火力発電のタービンに使われる部品の検査データを書き換えは、火力発電向け鋳鍛鋼品の売上高の13%にとどまったことで大幅高となった。

業種別下落率上位は情報通信、サービス、水産農林、医薬品、小売で、上昇率上位はゴム、保険、石油、電力ガス、不動産。(W)

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