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IPO2015年3月11日

☆新規上場紹介 モバイルファクトリー(3912) 3月26日、マザーズ。スマホ向けコンテンツ提供

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モバイルサービス事業を手掛けるモバイルファクトリー(3912)が3月26日、マザーズに新規上場する。

ソフトバンクとサイバーエージェントの2社でITビジネスや起業のノウハウを学んだ宮嶌裕二社長が、2001年に有限会社として設立。03年に株式会社に改組した。「ユーザーが感動するコンテンツを提供すること」を経営方針に掲げ、02年の着信メロディASP(インターネットによるソフトの期間貸し)サービス「melop♪」を皮切りに、さまざまな新サービスを投入してきた。それらは、(1)ユーザーがほかのユーザーと交流するサービスを提供する「ソーシャルアプリサービス」と(2)主に個人で着メロや占いなどのエンターテインメントを楽しむサイトを運営する「コンテンツサービス」――の2つに分類される。

前者では、11年12月から開始した「駅奪取PLUS」などの位置情報連動型ゲームや、男性向け恋愛ゲームを中心としたスマートノベル(ノベル型ゲーム)が中心。ユーザーは無料で利用できるが、一部アイテムや機能を有料課金している。

一方、後者は、J-POP、洋楽、アニメ、K-POPなど幅広い着メロ、着信音、メール音を月額100-300円(税抜き)で取り放題とするなど、月額利用料の範囲内でのサービス提供となっている。

13年度のスマートフォン(スマホ)出荷台数が前年度比0.4%減となるなど、減速傾向を強める一方で、一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べによるスマホ向けモバイルコンテンツ市場は前年比2.2倍増(8,336億円)。同社を取り巻く事業環境は依然、順風下にある。無借金経営のもと、当面、順調に利益を伸ばしていくことになりそうだ。(A)

概 要
事業内容モバイルサービス事業
本社東京都品川区東五反田 1-24-2
代表者宮嶌裕二
設立2001年10月
上場前資本金2億2,450万円
発行済株式数(上場時)228万2,250株(上場時)
筆頭株主宮嶌裕二(上場前 54.89%)
公募株式数245,000株
売出株式数702,000株(オーバアロットメント 134,000株)
初値2,812円(99.4%高)
公開価格1,410円(3/17)
ブックビル仮条件1,310~1,410円 (3/6)
ブックビル期間3月10日~3月16日
引受証券SBI(主幹事)、みずほ、水戸、岩井コスモ、東洋、東海東京、エース、SMBCフレンド

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2012/121,153百万円57百万円11.52円-円
2013/121,553百万円139百万円33.40円-円
2014/12(予想)1,633百万円234百万円66.35円-円


[本紙3月12日付2面]

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