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速報・市況2015年4月9日

☆[フォーカス] 完全には否定し切れない米6月利上げ説がドルの下値支える

注目された3月米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録は、米3月雇用統計発表前のFOMC会合で議論されたことという前提は念頭に置く必要があるが、米FRB(連邦準備制度理事会)当局は遅い時期の利上げ開始が好ましいとしている。「海外経済の見通しに関する討論では、複数の(several)参加者が、前回会合以降のドルの一段の上昇が米国の純輸出と経済成長を当面抑制する可能性が高いと指摘した」と不透明要因が増えていることは間違いない。しかし、利上げ開始のタイミングについては意見が分かれており、数名の委員が6月が好ましいとしている。一方、何名かの委員は2016年の利上げを示唆していた。

 こうした中で、8日の講演では、パウエル米FRB理事が「早ければ6月利上げの可能性」と発言、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「3月の米雇用統計は強いシグナルとは受け止めていない」とし、「6月利上げのシナリオもまだ想像できる」と指摘した。ただし「このところの弱い経済指標を踏まえると、6月利上げのハードルは若干高いようだ」とはしている。しかし、二人のようなタカ派ではない人の間からも、6月利上げ説を否定する発言が聞かれないことで、やや遠のいたとはみられるものの、6月利上説げが完全に消えたとは言えない状況にある、と考えた方がよいかもしれない。こうしたムードが醸成されていることが、米3月雇用統計後のドル高を支えているとみられる。例えば、米雇用統計で単月だけで判断することはできないとの声が多く、4月分も低調な内容が続くといったことになると6月説は消えそうだ。(T)

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