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IPO2015年4月15日

☆新規上場紹介 テラスカイ(3915) 4月30日、マザーズ。クラウドシステムの導入支援・開発事業

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テラスカイ(3915)が4月30日、マザーズに新規上場する。

同社は2006年創業。顧客企業に対し「セールスフォース」の導入支援、クラウドシステムの構築・保守、クラウド型ERP(統合基幹業務システム)システムの導入支援・保守などを手掛ける。

「セールスフォース」は米セールスフォース・ドットコムが提供する、世界トップシェアのクラウド型CRM(顧客管理)/SFA(営業支援)ソフトウエア。自在にカスタマイズでき、運用コストも低いことから、多くの企業が業務効率化、コスト削減を目的に導入している。

テラスカイの顧客は約1,000社。みずほFG、イーデザイン損保など金融を筆頭に、富士通ゼネラル、昭和シェル石油、小田急電鉄など大企業が中心となっている。

強みは技術力。セールスフォース・ドットコムの認定資格の取得者数は国内最多で、6つの認定試験それぞれでみても合格者数は国内トップ。特に世界で200人ほどしかいない難関の「Force.com MVP」の国内合格者4人中3人が同社従業員。同じく世界で200人ほどしかいない最難関の「認定テクニカルアーキテクト」も国内合格者7人中3人が同社従業員と、世界トップレベルの人材が在籍している。

同社はSaaS(インターネット経由のソフトウエア)ベンダーの顔も持ち、クラウドサービスの開発・販売も行っている。具体的には、セールスフォースの画面をマウスを操作するだけで自由にデザインできる「Sky Visual Editor」、セールスフォースや米アマゾンがクラウド上でサーバーやデータベースなどを提供しているAWSといった複数のクラウド同士のデータ連携をマウスで簡単にできる「SkyOnDemand」などを手掛ける。

上場に伴う公募増資で調達した資金は、開発人員増、人材採用費に充てる。(Q)

概 要
事業内容クラウドシステムの導入支援・開発事業
本社東京都中央区八重洲 1-6-6
代表者佐藤秀哉
設立2006年3月
上場前資本金2億7,417万5,000円
発行済株式数(上場時)138万株(上場時)
筆頭株主佐藤秀哉(上場前 52.47%)
公募株式数200,000株
売出株式数0株(オーバアロットメント 30,000株)
初値7,650円(4.5倍、5/1)
公開価格1,700円(4/21)
ブックビル仮条件1,580~1,700円 (4/10)
ブックビル期間4月14日~4月20日
引受証券大和(主幹事)、みずほ、いちよし、マネックス、SBI

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/21,099百万円△6百万円-円-円
2015/21,639百万円154百万円64円-円
2016/2(予想)2,304百万円176百万円69円-円

[本紙4月16日付2面]

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