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IPO2015年5月28日

☆新規上場紹介 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916) 6月18日、JASDAQ。独立系の情報サービス会社

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デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)が6月18日、JASDAQに新規上場する。

同社は独立系の情報サービス会社で連結子会社2社より構成。ソフトウエア開発事業とコンピュータ販売事業を営む。

(1)ソフトウエア開発事業では、①業務システム開発として、金融業、通信業、流通業など幅広い分野において、エンドユーザーや情報システムの企画、構築、運用などを一括して請け負う業者(システムインテグレータ)、情報システム子会社からの受託開発が中心。②運用サポートとしては、ITを通じて日常業務の運用をサポートするもの。主な取り先には通信キャリア、人材総合サービス会社、航空会社系の情報システム会社などが含まれている。

③組み込み開発は、モバイル機器、車載機器、情報家電機器および通信機器などのソフトウエア開発を行う。このうち、特に車載機器においては、新しい技術の新規動力系、走行安全系、オートドライブ系に注力。

④組み込み検証は、製品に対する品質や性能の検証業務の受託および検証業務を通じて機能や製品の改善について提案。

(2)コンピュータ販売事業。当社および子会社の東洋インフォネットがカシオ情報機器の代理店として、カシオ計算機製の中小企業向け事務処理コンピュータ「楽一」の販売を主に行っている。

セグメント別の業績は前6月期が売上高80億5,200万円(前々期比8.9%増)、営業利益3億3,000万円(同12.2%増)を計上。部門別では、ソフトウエア開発の売上高が72億8,500万円(前々期比5.8%増)で全体の約90%。コンピュータ販売事業は同7億7,800万円(同51%増)。

増資資金の使途については、人材の採用および育成のための研修設備の改修・構築費用などに充当する予定。(S)

概 要
事業内容事務系システム開発、組み込み系システムの開発および検証、システム運用サービス、自社開発ソフトウエア販売およびコンピュータ販売事業
本社東京都中央区八丁堀 4-5-4
代表者市川憲和
設立2002年1月
上場前資本金2億1,200万円
発行済株式数(上場時)347万9,455株(上場時)
筆頭株主市川憲和(上場前31.06%)
公募株式数250,000株
売出株式数230,000株(オーバアロットメント 72,000株)
初値4,500円(3.5倍、19日)
公開価格1,300円(6/8)
ブックビル仮条件1,200~1,300円 (5/28)
ブックビル期間6月1日~6月5日
引受証券SMBCフレンド(主幹事)、SBI、岡三、東洋、SMBC日興、いちよし、岩井コスモ、むさし

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2013/67,391百万円266百万円33円4円
2014/68,052百万円339百万円65円7円
2015/6(予想)8,403百万円393百万円83円20円

[本紙5月29日付2面]

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