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IPO2016年2月2日

☆新規上場紹介 バリューゴルフ(3931) 3月2日、マザーズ。ゴルフ雑誌発行、プレー予約サービス運営など

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バリューゴルフ(3931)が3月2日、マザーズに新規上場する。

2003年の創業年にゴルファー向けフリーペーパー「月刊バリューゴルフ」を創刊。06年にはゴルフ場向け顧客管理・集客の支援サービスを開始するなど、ゴルファーとゴルフ関連会社とをつなぐ「ゴルフ事業」を手掛ける。

ゴルフ事業は大きく3つ。①「ASPサービス」はゴルフ場運営会社向けにプレー予約システムなどウェブサイトの管理ツールを提供する。例えば「1人予約ランド」は通常2-4人でないと利用できないゴルフ場を1人でも予約可能としたシステムで、「急に予定が空いた日に気軽にゴルフがしたい」とのゴルファーのニーズにマッチ。15年1月末の登録会員数は前年同月比67%増、サービスを利用するゴルフ場数も同22%増と急拡大が続いている。

そのほかゴルフ事業には、「バリューゴルフ」誌やサイト向けの広告出稿企業から報酬を得る②「広告・プロモーションサービス」と、ゴルフ場の運営受託やコンサルティングを手掛ける③「サポートサービス」がある。

ゴルフ事業が売上高の約7割を占めるが、創業時にブライダル雑誌向けの広告制作を手掛けていたこともあり、現在でも、ブライダルや求人情報などゴルフ以外の領域に向けた広告制作事業を手掛ける「広告メディア制作事業」が売上高の約3割を占める。残りは13年10月に立ち上げた「メディカル事業」が占めており、ここでは、出版取次を通さず医療機関に直接販売する医療専門書籍の製作・販売を手掛ける。ちなみに「メディカル事業」については将来的に、ゴルフと人間ドックを組み合せたツアー企画など、レジャーとメディカルを結び付けたシニア層向け新サービスの実現を目指す。

ゴルフ雑誌業界での同社の知名度は高く、例えば「バリューゴルフ」は関東圏で32万部、関西圏で12万部と業界最多の発行部数を誇る。08年からはJCBとの業務提携を開始して、ゴールド会員向けゴルフ情報誌「バリューゴルフプレミア」を約20万人に提供している。

概 要
事業内容ゴルフ事業(「1人予約ランド」の運営などASPサービス、ゴルフ情報誌「月刊バリューゴルフ」の発行など広告・プロモーションサービス、サポートサービス)、広告メディア制作事業、メディカル事業
本社東京都港区芝4−3−5
代表者水口通夫
設立2004年2月
上場前資本金1億4,580万円
発行済株式数(上場時)167万9,600株(上場時)
筆頭株主水口通夫(上場前47.99%)
公募株式数320,000株
売出株式数0株(オーバアロットメント 48,000株)
初値3,215円(2.5倍、3日)
公開価格1,280円(2/22)
ブックビル仮条件1,220〜1,280円(2/10)
ブックビル期間2月15日~2月19日
引受証券東海東京(主幹事)、いちよし、SMBCフレンド、SBI、むさし、水戸、エース、マネックス

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/1757百万円15百万円1.93円-円
2015/1943百万円50百万円18.56円-円
2016/1(予想)993百万円130百万円65.89円-円

[本紙2月3日付2面]

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