TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 エルテス ネット炎上や情報漏えいなど「デジタルリスク」対応
IPO2016年10月27日

☆新規上場紹介 エルテス ネット炎上や情報漏えいなど「デジタルリスク」対応

※→IPOカレンダー2016/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

エルテス(3967)が11月29日、マザーズに新規上場する。

菅原貴弘社長が東京大学在学時に設立、現在はネット炎上、情報漏えい、サイバーテロなど「デジタルリスク」の検知システムを開発して、顧客企業向けにサービスを提供している。

具体的には、①ソーシャルメディアを中心とした120を超えるメディアを、独自開発したソフトウエアを用いて監視し、トラブルが発生した場合にはこれを沈静化するための対応をアドバイスする「ソーシャルリスクコンサルティングサービス」、②炎上に発展しそうな書き込みを発見するなど、トラブル発生を予知して知らせる「ソーシャルリスクモニタリングサービス」、③独自に収集したデータと、そこに隠されている人間の興味・関心・意図などを解析してトラブルの予兆をとらえる「リスクインテリジェンスサービス」の3事業を展開。主力は①「ソーシャルリスクコンサルティングサービス」で売上高の約7割を占める。

こうしてトラブルを未然に防ぐだけでなく、発生した場合の対応策までを専任のコンサルタントが担当。デジタルリスクへの対応を一気通貫で処理する企業がほかにないこともあり、同社のサービスは大手企業が多数利用している。顧客企業には資生堂(4911)ANA HD(9202)デンソー(6902)ダイキン工業(6367)、サントリー、野村HD(8604)など、幅広い業界のトップ企業が並ぶ。

会社側は2017年2月期の売上高を42%増の13億6,900万円と、前期の48%増に続く高伸長を計画している。ちなみに同社は昨年、政府系ファンドの産業革新機構から出資を受けたほか、NTT傘下のデータ解析会社と協業を開始。加えて大株主には電通(4324)、コーエーテクモキャピタル(コーエーテクモHD、3635)が名を連ねている。

概 要
事業内容リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供
本社東京都港区新橋5-14-10
代表者菅原貴弘
設立2012年4月26日
上場前資本金5億489万円
発行済株式数(上場時)2,351,600株(上場時)
筆頭株主菅原貴弘(上場前29.41%)
公募株式数150,000株
売出株式数66,100株(オーバーアロットメント32,400株)
初値6,510円(3.6倍、30日)
公開価格1,790円(11/17)
ブックビル仮条件1,650~1,790円(11/8)
ブックビル期間11月10日〜16日
引受証券SBI(主幹事)、みずほ、SMBC日興、岡三、香川、極東、マネックス、藍澤、東洋
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/2649百万円-153百万円 ー円ー円
2016/2960百万円131百万円47.92円ー円
2017/2(予想)1,369百万円165百万円50.22円ー円
 
[本紙10月28日付2面]

関連記事