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IPO2016年11月10日

☆新規上場紹介 イントラスト PI傘下の家賃債務保証会社

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イントラスト(7191)が12月7日、マザーズに新規上場する。

保険会社向けのコールセンター運営などBPO(業務委託)を手掛ける、プレステージ・インターナショナル(PI、4290)の子会社。2006年3月に家賃債務保証会社として創業すると、翌年10月には大和ハウス工業(1925)の子会社で、グループ不動産の賃貸管理を手掛ける大和リビングとの業務提携を開始した。同グループ向けの売上高は16年3月期末時点で全体の3割を占める。

家賃債務保証とは、不動産の賃貸借における家賃債務の人的保証、すなわち、連帯保証人制度を法人として引き受けるサービスのこと。債務不履行が発生した場合には債務者に代わって同社がこれを弁済する。債権者である貸主は滞納リスクから解放される上に、債務者側は連帯保証人を手当てする必要がなくなるため、成約率向上など賃貸契約の円滑な取引に貢献する仕組みといわれている。

ただし家賃債務保証には競合会社が複数存在する。そこで同社は債務保証の仕組みを応用して、14年には介護施設とその利用者向けのサービスを、15年には医療機関と患者向けのサービスを立ち上げるなど、新市場の創出にも注力している。

加えて主力の「家賃債務」については対応領域の拡充に取り組んでいる。現在は希望者に対して、債務保証事業で培った審査システムを入居時の審査に応用したり、あるいは、債務者には入金依頼を、債権者には入金完了をメールで通知するといったサービスにも対応。これら賃貸管理にかかわるすべての業務を“単発”のみならず、一括受託する体制を整えている。

概 要
事業内容総合保証サービス事業
本社東京都千代田区麹町1-4
代表者桑原豊
設立2006年3月9日
上場前資本金3億9,150万円
発行済株式数(上場時)9,743,861株(上場時)
筆頭株主Prestige International(S)Pte Ltd.(上場前77.77%)
公募株式数1,430,000株
売出株式数836,000株(オーバーアロットメント339,000株)
初値854円(35.6%高)
公開価格630円(11/29)
ブックビル仮条件570~630円(11/18)
ブックビル期間11月21日〜28日
引受証券みずほ(主幹事)、大和、SMBCフレンド、いちよし、今村、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/32,845百万円13百万円 -22.05円ー円
2016/32,650百万円541百万円65.07円ー円
2017/3(予想)2,714百万円592百万円43.50円5円

[本紙11月11日付2面]

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