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IPO2017年11月20日

☆新規上場紹介 ジーニー ネットメディアの広告収益最大化システムを提供

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ジーニー(6562)が12月18日、マザーズに新規上場する。

同社は、ウェブサイトやスマートフォンアプリ上に、閲覧者に合った広告を瞬時に選択し表示させる技術を使って、インターネットメディアや広告主の広告収益を最大化させるシステムを提供している。

主軸は「GenieeSSP」。これは広告枠を閲覧するユーザーごとに、RTB(リアルタイムビッディング)技術によりオークション形式で選択された広告を配信するシステム。

また、「GenieeSSP」が持つ大量の広告配信データと顧客基盤を生かし、広告主向けの「GenieeDSP」「GenieeDMP」といった広告サービスや、マーケティングオートメーションツール「MAJIN」の提供も行っている。

「GenieeSSP」や「GenieeDSP」経由で広告が配信されると、広告表示回数などに応じて広告主から同社に広告掲載料が支払われ、一方で同社はインターネットメディア事業者に対し広告配信回数などに応じて広告掲載料を支払う。「GenieeDMP」と「MAJIN」は、基本的に月額でシステムやサービスの利用料を得ている

創業3年目の2012年から海外展開に着手。シンガポール、ベトナム、インドネシア、タイなど東南アジア地域に拠点を置き、サービスを提供している。売り上げ上位はヤフー(2017年3月期売り上げ全体の23%)、グーグル(同13%)。

概 要
事業内容インターネットメディアの広告収益最大化プラットフォーム「GenieeSSP」を主軸としたアドテクノロジー事業
本社東京都新宿区西新宿7―20―1
代表者工藤智昭
設立2010年4月
上場前資本金7億6,676万9,000円
発行済株式数(上場時)17,147,000株(上場時)
筆頭株主工藤智昭(上場前38.84%)
公募株式数新株発行100万株、自己株式処分2万3,000株
売出株式数285,000株(オーバーアロットメント196,200株)
初値2,674円(98.0%高)
公開価格1,350円(12月7日)
ブックビル仮条件1,220円~1,350円(11月28日)
ブックビル期間11月30日~12月6日
引受証券野村(主幹事)、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、大和、SMBC日興、いちよし
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/37369百万円106百万円3.31円―円
2017/311730百万円194百万円―円―円
2018/3(予想)14731百万円522百万円2.87円―円

[本紙11月21日付2面]

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