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IPO2017年11月24日

☆新規上場紹介 森六ホールディングス 化学品販売と自動車部品製造

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森六ホールディングス(4249)が12月20日、東証1部に新規上場する。

同社は、寛文3年(1663年)に阿波(徳島)にて天然藍と肥料の販売を開始したことに始まり、350年以上にわたって展開している化学品専門商社である「ケミカル事業」と、戦後に二輪車外装部品の樹脂化を成功したことで築き上げた四輪車プラスチック内外装部品の製造販売を行う「樹脂加工製品事業」の2つのセグメントで構成されている。

ケミカル事業は無機・有機薬品の基礎化学品から農医薬中間体、農薬・肥料、プラスチックなど化学品全般を取り扱い、化学産業を広範囲でサポートしているほか、現在は“ものづくり”を推進し、点滴バッグや業務用食品フィルムの製造を行っている。

樹脂加工製品事業では四輪車部品が軽量化に向けて鉄から樹脂への材料置き換えが進む中、大型樹脂部品の製造ノウハウや加飾技術を強みに、日本、北米、中国、アジアのグローバル4極体制で、企画・開発から量産まで一貫した体制を構築している。

売り上げ構成比はケミカル事業38%、樹脂加工製品事業61%。顧客別売り上げ上位にホンダの米国事業会社が挙がる。上場に伴う自己株処分で調達した資金は、増産対応を予定するメキシコ子会社や、モデルチェンジ対応や生産の自動化・効率化を進める子会社への投融資に充当予定。

概 要
事業内容化学製品全般の販売を行うケミカル事業、自動車四輪部品、二輪部品の製造販売を行う樹脂加工製品事業
本社東京都港区南青山1―1―1
代表者三輪繁信
設立1916年3月
上場前資本金16億4,010万円
発行済株式数(上場時)16,960,000株(上場時)
筆頭株主森六ホールディングス(上場前12.69%)
公募株式数自己株式処分1,228,000株
売出株式数2,172,000株(オーバーアロットメント510,000株)
初値2,975円(10.1%高)
公開価格2,700円(12月11日)
ブックビル仮条件2,610円~2,700円(12月1日)
ブックビル期間12月4日~12月8日
引受証券野村(主幹事)、SMBC日興、岡三、むさし、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、みずほ
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/3172,224百万円6,076百万円224.23円20.00円
2017/3170,005百万円5,985百万円69.29円22.50円
2018/3(予想)176,498百万円7,689百万円329.56円80.00円

[本紙11月27日付2面]

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