☆新規上場紹介オプティマスグループ中古自動車の仕入から輸出入までワンストップ対応

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オプティマスグループ(9268)が12月26日、東証2部に新規上場する。

同社は1988年4月に山中社長が水産食品の輸出入事業を目的に設立。しかし、同時期にニュージーランドが自動車組立産業について「保護」から「市場開放」へと政策を変更したことに着目して、翌年5月からは日本の中古自動車のニュージーランド向け輸出を本格稼働させ、現在に至る。

子会社26社と関連会社1社を通じて「貿易」「物流」「サービス」「検査」の4事業を展開する。「貿易」では三重県伊勢市に本社を置く日貿が、ユー・エス・エス(4732)など国内オークションメーカーから中古自動車を仕入れて、顧客である海外の現地ディーラーに販売している。

「物流」では輸出事務手続きのみならず、清掃・整備など周辺業務を含めてワンストップで対応。コストと現地ディーラーの手間を省いた。「サービス」ではニュージーランドで一般消費者向けに自動車ローンやレンタカーなどのサービスを提供し、「検査」では検査業務をグループ外企業からも請け負う。

今後はEV(電気自動車)の販売とローン事業およびレンタカー事業を拡大させつつ、タイヤやオイルなど関連商品を扱うアフターマーケットビジネスの立ち上げを予定する。今回の調達資金はニュージーランドにおけるローン事業の拡大に伴う子会社への融資、あるいは検査拠点の開設といった設備投資などに充てる。

**概　要**
事業内容	海外自動車ディーラー向け中古自動車輸出にかかわる自動車総合サービス
本社	東京都港区芝3―14―4
代表者	山中信哉
設立	2015年1月9日
上場前資本金	1億5782万円
発行済株式数(上場時)	5,293,125株株(上場時)
筆頭株主	山中信哉(上場前40.73%)
公募株式数	270,600株
売出株式数	1,340,600株(オーバーアロットメント241,600株)
初値	2,001円(11.1％高)
公開価格	1,800円(12月15日)
ブックビル仮条件	1,710円～1,800円(12月7日)
ブックビル期間	12月8日～12月14日
引受証券	野村(主幹事)、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、SBI、いちよし

**業績推移**
	営業収益	税引前利益	1株利益	配当
2016/3	30,420百万円	1,433百万円	186.00円	―円
2017/3	27,092百万円	1,944百万円	272.28円	―円
2018/3(予想)	25,672百万円	1,696百万円	211.60円	―円