TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 信和 3月20日 東証2部 くさび緊結式足場の最大手メーカー
IPO2018年2月22日

☆新規上場紹介 信和 3月20日 東証2部 くさび緊結式足場の最大手メーカー

※→IPOカレンダー2018/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

信和(3447)が3月30日、東証2部に新規上場する。

同社は建設現場などで使用される仮設足場の製造・販売を軸に、仮設足場のレンタルサービス、施工サービスも行う。

仮設足場は主に高層用の枠組足場と、低層―中層用のくさび緊結式足場の2種類に分類される。同社は低層―中層用のくさび緊結式足場の製造・販売を行っており、このタイプでは市場シェア1位を獲得している。

2016年度からは新製品として中層―高層用に対応した次世代足場を開発し販売を開始。これにより、取扱製品は低層―中層用のくさび緊結式足場、中層―高層用の次世代足場となり、幅広いニーズに対応できるようになった。

この次世代足場は、高層用の枠組足場の寸法規格に準拠し、寸法感は枠組足場である一方、くさび緊結式足場と同様に組み立て式となっている。結果、枠組足場と比べ、①施工性に優れ、仮設足場の設置工期短縮②軽量かつシンプルな形状で、保管・運搬が容易③手摺に抜け止め機能があるほか、支柱本体にロック機能が備わり、枠組足場と同様に安定性・安全性に優れる――などの特徴がある。

このほか、顧客ニーズに応じた特殊な物流機器の企画・製造・販売も手掛ける。建設現場の物品管理・搬送に使用される物流機器の製造販売で培ったノウハウを生かすべく、2003年に土倉工場を増設し、大手自動車メーカーで使用するエンジン用パレットやミッション用パレットなどの製造販売を開始。また、大手インターネット通販会社のニーズに対応した大型物流倉庫で使用するラック、化学メーカーで使用する液体運搬用パレットなど分野拡大に努めている。

売上高構成比は仮設資材部門87%、物流機器部門13%(2017年3月期実績)。

概 要
事業内容主に仮設資材、物流機器を中心とした金属製品の製造販売
本社岐阜県海津市平田町仏師川字村中30番7
代表者山田博
設立2014年8月(実質的な設立は1979年8月)
上場前資本金1億円
発行済株式数(上場時)13,788,400株
筆頭株主インテグラル2号投資事業有限責任組合(上場前86.28%)
公募株式数なし
売出株式数11,995,800株(オーバーアロットメント1,792,600株)
初値1,106円(3.8%安)
公開価格1,150円(3月8日)
ブックビル仮条件1,150円~1,300円(3月1日)
ブックビル期間3月2~8日
引受証券野村(主幹事)、みずほ、大和、SMBC日興、東海東京、岡三、岩井コスモ、SBI
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/315,120百万円2,470百万円109.66円―円
2017/315,194百万円2,631百万円121.88円―円
2018/3(予想)16,402百万円2,306百万円106.70円43円

[本紙2月23日付2面]

関連記事