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IPO2018年4月2日

☆新規上場紹介 アイペット損害保険 4月25日 マザーズ ペット保険業界2位

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アイペット損害保険(7323)が4月25日、マザーズに新規上場する。

同社はペット保険業界2位。保有契約数は35万件を超える。

通院から入院・手術まで幅広くカバーするペット医療費用保険「うちの子」と「うちの子プラス」、手術と手術を含む入院に補償を限定し、保険料を抑えたペット手術費用保険「うちの子ライト」の3タイプの商品を販売している。いずれも犬・猫向け。2017年4月から鳥・うさぎ・フェレット向けペット医療費用保険「うちの子キュート」の販売も開始した。

販売はペットショップなど代理店経由と、インターネット経由で行っており、新規契約の約4割がインターネット経由。代理店となっているペットショップは18年2月末現在で688社・1640店舗。このほか、来店型保険ショップ、保険比較サイトと代理店契約を結んでいる。

なお、同社と提携している「アイペット対応動物病院」で診療を受けた場合、動物病院の窓口で保険証を提示することで補償額が控除され、顧客は補償額を除く負担分のみ支払う。提携病院は全国で4,400病院(18年2月末現在)。保険金請求額の約8割が提携病院の利用によるもの。一方、提携病院以外で診療を受けた場合は、病院で診療費を全額支払い、後日、保険金が支払われる。

日本ペットフード協会の調査では、犬猫の飼育頭数は近年、横ばいからやや減少傾向となっている。一方、日本のペット保険加入率はイギリスなどと比べて依然低く、矢野経済研究所の「ペットマーケティング総覧」によれば、日本のペット保険市場は2011年度から16年度まで年平均18.7%成長を遂げている。上場に伴う公募増資で調達した資金は、システム開発費などに充てる予定。

概 要
事業内容ペット保険事業
本社東京都港区六本木1―8―7
代表者山村鉄平
設立2004年5月
上場前資本金33億1,533万7,000円
発行済株式数(上場時)5,147,467株
筆頭株主ドリームインキュベータ(上場前61.43%)
公募株式数450,000株
売出株式数234,700株(オーバーアロットメント102,700株)
初値4,500円(57.9%高)
公開価格2,850円(4月17日)
ブックビル仮条件2,600円~2,850円(4月6日)
ブックビル期間4月10~16日
引受証券大和(主幹事)、SMBC日興、マネックス、岡三、いちよし、SBI
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/38,128百万円307百万円43.60円―円
2017/310,071百万円297百万円41.86円―円
2018/3(予想)12,616百万円380百万円―円―円

[本紙4月3日付2面]

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