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IPO2018年6月11日

☆新規上場紹介 ロジザード 7月4日 マザーズ 在庫管理システムをクラウドで提供

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ロジザード(4391)が7月4日、マザーズに新規上場(IPO)する。

倉庫や配送センター向けに倉庫管理ステムをクラウドサービスで提供している。また、入出荷や在庫管理の作業効率を上げるハンディターミナル(ハンディサイズのデータ収集端末装置)やバーコード関連機器のレンタルや販売も行っている。

倉庫在庫管理システム「ロジザード ZERO」は、倉庫内に保管されている商品(在庫)の数を正確に把握するとともに、倉庫内業務の効率化を実現するもの。入荷から出荷、返品、庫内での棚移動を含めすべての在庫の動きを、バーコードとそれを読み取るハンディターミナルによって「入出荷処理」「棚卸」「ロケーション管理」を行う。システム導入によって「正確な在庫管理」「誤出荷の防止」「倉庫内業務の効率化(標準化)」を実現することが可能になる。主な顧客は、EC(電子商取引)通販を行っているメーカー、流通業、3PL(物流事業を包括的に受託すること)企業。

店舗在庫管理システム「POSぴたRBM」も主力製品の一つ。店舗における在庫管理に主眼を置き、複数の店舗に点在する在庫や売り上げデータを本部で一元管理できるシステム。専用機器ではなく、スマートフォンやタブレットなど既製品のモバイル端末を活用することで、POS(販売時点情報管理)システムに比べて機器導入コストを下げることができる。顧客は実店舗を保有するメーカー、流通業。

さらに、実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合する、オムニチャネル支援システム「ロジザード OCE」を開発。「ロジザード ZERO」や「POSぴたRBM」と連動させることで、共有された在庫情報を活用し、「商品を欲しい顧客」に「希望に合った方法」で商品を届けるための最適な答えを導き出す在庫マッチングエンジン。この製品は5月末段階で販売実績はない。

2016年には、「ロジザード ZERO」の販売を目的として、中国・上海市に100%子会社を設立した。

概 要
事業内容在庫管理システムのクラウドサービスによる提供
本社東京都中央区日本橋人形町3―3―6
代表者金澤茂則
設立2001年7月
上場前資本金7,366万1,000円
発行済株式数(上場時)3,061,500株
筆頭株主フューチャー(上場前31.29%)
公募株式数400,000株
売出株式数430,000株(オーバーアロットメント124,500株)
初値2,500円(2.7倍、5日)
公開価格900円(6月25日)
ブックビル仮条件800円~900円(6月14日)
ブックビル期間6月18~22日
引受証券野村(主幹事)、SMBC日興、みずほ、SBI、岡三
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/61,010百万円74百万円18.57円
2017/61,073百万円87百万円21.91円
2018/6(予想)1,319百万円129百万円30.24円

[本紙6月12日付2面]

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