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IPO2018年6月25日

☆新規上場紹介 マネジメントソリューションズ 7月23日 マザーズ プロジェクトマネジメント支援サービスを提供

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マネジメントソリューションズ(7033)が7月23日、マザーズに新規上場(IPO)する。

同社は、企業のプロジェクトに対して、プロジェクトマネジメント支援サービスを提供するコンサルティング事業を行っている。

全社・部門・プロフェッショナルといった企業におけるすべての階層に対してPMOの役割を担う。PMOとはProject Management Officeの略で、プロジェクトが円滑に運営されることを目的とし、プロジェクトマネージャーやプロジェクトオーナーの意思決定支援を行う専門組織または役割のこと。

企業においては、プロジェクトの企画者や実行者は存在しても、プロジェクトをマネージングする専門者たるプロジェクトマネージャーは、なかなか育成することが困難で不足している状況。こうしたことに対応して、プロジェクト進捗(しんちょく)管理・課題管理プロセスの導入や管理プロセスの実行支援でプロジェクトマネージャーの負担を軽減し、プロジェクト成功率を高めるサービスを提供している。

プロジェクトの規模が大きくなるほどプロジェクトの成功率は低下するとの調査結果もある。プロジェクトマネジメントの成否が重要な経営課題として認識されており、それに対する需要は年々高まっている。市場全体としては今後も成長していくことが予想される。

顧客企業と業務委託契約または人材派遣契約を結び、同社グループ社員を業務に従事させている。原則的にフルタイムの参画で、契約期間は3カ月から6カ月が中心。

2018年10月期は既存社員に加えてコンサルタントを新たに41名採用予定。退職者を差し引くと稼働人数は31名の増加を見込んでいる。

同社が支援するプロジェクトは1年超のシステム開発プロジェクトが多く、現在支援中のプロジェクトについては約9割が下期終了まで継続する見込み。既存顧客、新規顧客からの引き合い人数は、上期実績で前期比22%増。下期も高水準で推移することが見込まれ、中途社員の前倒し採用、外注パートナーの活用などで対応する予定。

eラーニングや顧客向け集合研修受講数は17年10月期に前期比10%以上増加した。昨年2月に販売開始したナレッジ&タレントマネジメントステム「ProEver」は進捗管理機能などの改良を重ねて継続的な受注を獲得している。

15年11月に台湾に子会社を設立した。

概 要
事業内容マネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、マネジメントトレーニング
本社東京都港区赤坂9―7―1
代表者高橋信也
設立2005年7月
上場前資本金1億5,600万円
発行済株式数(上場時)1,718,000株
筆頭株主ユナイテッドトラスト(上場前28.64%)
公募株式数400,000株
売出株式数50,000株(オーバーアロットメント67,500株)
初値4,500円(2.1倍)
公開価格2,100円(7月11日)
ブックビル仮条件2,000円~2,100円(7月2日)
ブックビル期間7月4~10日
引受証券みずほ(主幹事)、東海東京、エース、いちよし、SBI、岡三
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/101,499百万円100百万円84.43円―円
2017/102,527百万円189百万円82.23円―円
2018/10(予想)2,741百万円245百万円110.85円―円

[本紙6月26日付2面]

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