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IPO2018年8月21日

☆新規上場紹介 香陵住販 9月13日 JASDAQ 茨城県地盤の不動産会社

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香陵住販(3495)が9月13日、JASDAQに新規上場(IPO)する。

同社は茨城県を地盤とする不動産会社。1980年代に始めた不動産賃貸・販売の仲介業務、賃貸不動産の管理業務で培ったノウハウを生かし、現在は投資用賃貸物件の企画販売も手掛ける。2005年からは東京・上野に拠点を置く。

売り上げ構成は不動産流通事業63.7%、不動産管理事業36.3%(2017年9月期実績)。不動産流通事業は、中古不動産の仕入れ販売、住宅分譲、自社で購入した土地に賃貸マンションを企画して不動産投資家に販売する投資用不動産販売業務などで構成される。

不動産管理事業には、賃貸用不動産の管理業務のほか、コインパーキング事業「ONE'S PARK」やコインランドリー事業「KORYOランドリー」に伴う賃貸事業収益、太陽光売電事業収益などが含まれる。

不動産管理戸数は1万4,028戸。エリア別では、水戸エリアが9,461戸で全体の67%を占める。以下、ひたちなかエリア2,072戸、日立・東海エリア1,112戸、つくばエリア748戸、東京エリア635戸と続く。このほか、駐車場管理も手掛け、管理台数は6,661台(2018年6月末現在)。

なお、同社は9月期決算。グループの売上高は2~4月の入学、入社シーズンに集中し、7~8月の夏場は閑散期となり相対的に低調となる傾向がある。このため、通期予算に対し、第3四半期までの進ちょく率が高くなりやすい。上場に伴う公募増資で調達する資金は、全額を販売用不動産の取得費用に充てる予定。

概 要
事業内容不動産の売買、賃貸、仲介、管理など
本社茨城県水戸市南町2―4―33
代表者薄井宗明
設立1981年10月
上場前資本金9,880万円
発行済株式数(上場時)1,248,000株
筆頭株主薄井宗明(上場前47.64%)
公募株式数260,000株
売出株式数109,000株(オーバーアロットメント55,300株)
初値1,970円(15.8%高)
公開価格1,700円(9月4日)
ブックビル仮条件1,600円~1,700円(8月24日)
ブックビル期間8月28~9月3日
引受証券みずほ(主幹事)、水戸、マネックス、野村、大和、SMBC日興、岡三、いちよし
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/94,304百万円405百万円234.20円4円
2017/94,952百万円438百万円281.24円4円
2018/9(予想)5,059百万円450百万円289.08円未定

[本紙8月22日付2面]

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