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IPO2018年8月31日

☆新規上場紹介 SBIインシュ 9月27日 マザーズ 損害保険業などをグループで展開

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SBIインシュアランスグループ(7326)が9月27日、マザーズに新規上場(IPO)する。

損害保険事業、生命保険事業、少額短期保険事業をグループで展開しており、同社は持ち株会社として子会社6社(※)の経営管理・監督を行っている。フィンテックやAI(人工知能)などの最新テクノロジーの積極的な活用で、顧客の立場に立った、より利便性の高いサービスを合理的な価格で提供できるように取り組んでいる。これは「顧客中心主義」というSBIグループの基本的な経営観を踏襲している。

損害保険事業は、インターネットを通じて加入する通販型(ダイレクト型)の自動車保険が主力商品。同業他社を上回る価格競争力をテコにSBIグループとのシナジーを発揮し、96万件(7月末)を超える契約を有している。

生命保険業は、低廉な保険料のネット専用定期保険や在宅医療も保障する終身医療保険を提供。また、住信SBIネット銀行と連携し、同行の住宅ローン顧客に向けて団体信用生命保険(団信)を提供している。団信および就業不能保障保険の採用を地域金融機関に積極的に働きかけている。2019年3月期における団信の提携行数は10行(前期は1行)を計画している。

少額短期保険事業は、06年の改正保険業法により創設された新しい業界。認知度向上に伴って業界規模は拡大している。主に通信販売を通じて定期保険、医療保険、ペット保険などを扱う。主な顧客はシニア層で少子高齢化の進展や終活ブームも相まって順調に業容を拡大している。このほか、賃貸住宅総合保険、車両保険、地震補償保険などの少額短期保険を提供している。

19年3月期の業績は経常収益660億円(前期比6.1%増)、経常利益17億5,000万円(同65.2%増)の予想。

※子会社は損害保険事業のSBI損害保険、生命保険事業のSBI生命保険。少額短期保険事業はSBIいきいき少額短期保険、日本少額短期保険、SBIリスク少額短期保険およびこの3社の持ち株会社であるSBI少短保険ホールディングス。

概 要
事業内容損害保険業、生命保険業、少額短期保険業を営む子会社の経営管理およびそれに付帯・関連する事業
本社東京都港区六本木6―1
代表者乙部辰良
設立2016年12月
上場前資本金32億4,000万円
発行済株式数(上場時)22,820,530株
筆頭株主SBIホールディングス(上場前88.89%)
公募株式数4,000,000株
売出株式数1710,000株(オーバーアロットメント856,500株)
初値2,160円(±0%)
公開価格2,160円(9月14日)
ブックビル仮条件1,800円~2,160円(9月6日)
ブックビル期間9月7~13日
引受証券みずほ(主幹事)、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/3▼31百万円
2018/362,186百万円1,059百万円38.49円
2019/3(予想)66,000百万円1,750百万円36.90円

[本紙9月3日付2面]

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