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IPO2018年9月25日

☆新規上場紹介 ギフト 10月19日 マザーズ ラーメン事業を展開

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ギフト(9279)が10月19日、マザーズに新規上場(IPO)する。

横浜家系ラーメンを主体とした直営店の運営、ならびにプロデュース店への食材提供や運営ノウハウの供与を行う。

横浜家系ラーメンは1974年以降に神奈川県横浜市発祥の豚骨醤油ベースの中太麺を特徴とするラーメン。豚骨や鶏ガラから取ったダシに醤油のタレを混ぜた豚骨醤油ベースのスープ、中太麺、ほうれん草・チャーシュー・海苔のトッピングが基本。加えて、味の濃さ、麺のゆで加減の調整、トッピングの追加などによるアレンジが可能なことが特徴。

直営店は駅近エリアでは原則、店名を「地域名+商店」として地域密着型の店舗展開を行い、ロードサイドエリアでは「町田商店」のブランドで一定品質のチェーン展開を行う。「横浜家系ラーメンを世界への贈り物に!」という事業コンセプトから海外でも展開。ニューヨーク、ロサンゼルスに出店している。当面は米国での店舗数拡大を図る。

九州釜焚きとんこつラーメン「ばってんラーメン」などほかのラーメン業態も展開しているが、現在は主力業態の横浜家系ラーメンの出店に軸足を置いている。

プロデュース事業は、新規にラーメン店の開業を予定している店舗オーナーと契約を結び、店舗開発、加盟料、経営指導料(ロイヤルティー)などは原則収受しない。それに代わって、同社グループのPB(自社ブランド)である麺、タレ、スープ、食材などをプロデュース店に継続的に購入してもらうビジネスモデル。

グループ内の製造拠点として「四之宮商店」のブランドで展開する製麺工場を有し、スープに関しても自社開発のPB商品の製造を委託。マーケティング(出店)から製造までの重要な機能を戦略的にワンストップで備える体制を構築している。

今10月期末の店舗数は、国内直営店舗56(前期末41)、国内業務委託店6(同6)、海外直営店2(同3)、国内プロデュース店355(同331)、海外プロデュース店7(同6)となる見込み。

出店余地を国内、海外の戦略出店地域の中から速やかに見出し、直営店またはプロデュース店をいかに効率的に出店し続けるかがグループの経営上の重要課題。出店戦略は、出店候補地の立地特性、出店投資額、グループの出店状況などを総合勘案し、グループとして一元的な意思決定を行っている。

上場に際して調達した資金は、事業規模拡大のため直営店舗の新規出店費用に充当する予定。

概 要
事業内容ラーメン事業
本社東京都町田市原町田6―27―19
代表者田川翔
設立2009年12月
上場前資本金3,502万5,000円
発行済株式数4,659,000株(上場時)
筆頭株主グローウィング(上場前51.89%)
公募株式数600,000株
売出株式数428,000株(オーバーアロットメント154,200株)
初値3,710円(77.5%高)
公開価格2,090円(10月10日)
ブックビル仮条件1,900円~2,090円(10月1日)
ブックビル期間10月2~9日
引受証券野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、みずほ、いちよし、SBI、エース、岩井コスモ
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/104,535百万円433百万円26.16円
2017/105,612百万円637百万円54.73円
2018/10(予想)6,929百万円707百万円106.33円18円

[本紙9月26日付2面]

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