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IPO2018年9月28日

☆新規上場紹介 リーガル不動産 10月23日 マザーズ 富裕層などにマンション販売

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リーガル不動産(3497)が10月23日、マザーズに新規上場(新規上場)する。

個人富裕層や資産保有を目的とした事業法人に対して物件を販売する不動産ソリューション事業が柱。販売する収益不動産は、独自の営業ルートにより仕入れた物件を建物管理の状態の改善、用途変更、テナントの入れ替え、大規模修繕などを施すことによって資産価値の向上を図っている。小規模・大規模マンション、中古バリューアップ、オフィスビル、ホテルなどさまざまな開発実績がある。

主力商品は富裕層をターゲットにした低層賃貸マンションシリーズ「LEGALAND(リーガランド)」。狭小な敷地面積でも開発可能な少人数世帯向けマンションで、外観・ディテールにこだわり徹底的なコストダウンを図った設計構造。地下フロアの設置、エレベーターや梁、柱をなくして保守コストを低減させ、最大限の部屋数と床面積を確保することで賃料収入を最大化している。

不動産賃貸事業は同社保有の収益不動産や販売に至るまでの収益不動産からの賃料収入を確保している。7月末の保有案件のポートフォリオは事務所ビル29棟、マンション18棟、ホテル1棟の合計48棟(昨年7月末は45棟)。

その他事業としてコンサルティング事業を行っている。創業以来、社名にリーガルと名が付いている通り、法的側面から生じる弁護士からの民事訴訟案件や金融機関などからのローン延長案件に対して、任意売却の仲介およびコンサルティングなど課題解決法を提案してきた。不動産の専門家として債務者への買主仲介から関係各所との交渉など顧客のニーズに合わせたサービスを展開している。また、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、介護予防支援など介護事業を行っている(現在5施設を運営)。

2019年7月期は売上高252億5,300万円(前期比31.0%増)、経常利益9億4,300万円(同9.5%増)の見通し。事業別の売上高は、不動産ソリューション事業は販売件数36件(前期は42件)を見込み、売上高225億円(前期比37.8%増)の見通し。不動産賃貸事業は20億5,800万円(同9.0%減)、その他事業は、コンサルティングは前期に大型スポット案件があったことで4,800万円(同83.2%減)、介護事業は新たに1施設を開設予定で6億4,600万円(同65.1%増)の見通し。

上場に際して調達した資金は営業用不動産の購入資金の一部に充当の予定。

概 要
事業内容不動産の開発、売買、賃貸、管理、仲介業、介護事業
本社大阪市北区堂山町3-3
代表者平野哲司
設立2000年9月
上場前資本金9,000万円
発行済株式数2,740,000株(上場時)
筆頭株主リーガルアセット(上場前52.15%)
公募株式数740,000株
売出株式数270,000株(オーバーアロットメント151,500株)
初値1,972円(42.9%高)
公開価格1,380円(10月15日)
ブックビル仮条件1,360円~1,380円(10月4日)
ブックビル期間10月5~12日
引受証券SMBC日興(主幹事)、SBI、エース、東海東京、岩井コスモ、岡三
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/714,846百万円704百万円237.76円
2018/719,263百万円861百万円292.03円
2019/7(予想)25,253百万円943百万円255.14円

[本紙10月1日付2面]

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